映画『嗤う蟲』（1月24日公開）の完成披露上映会が16日、都内で行われ、深川麻衣、若葉竜也、田口トモロヲ、杉田かおる、城定秀夫監督が参加した。

　本作は、スローライフを求めて都会から田舎に移住してきた若い夫婦の杏奈（深川）と輝道（若葉）が、とある秘密を抱えた村人たちに翻弄されながら、背いたものには常軌を逸した制裁が待つ「村八分」の恐怖にのめり込んでいくスリラー。

　撮影は山奥で敢行されたが、若葉は宿泊したとあるホテルで心霊体験をしたという。「ホテルに幽霊みたいなのがいて僕それに耐えられなくて。自腹でホテルを取って違うホテルで過ごしていました」と告白。詳細を求められると「柄シャツのおじさんが化粧台で鏡を見ながら座っていました」と話し、会場から悲鳴が起こった。

　ほかの共演者も同じホテルに泊まっていたが、撮影日数残り2、3日だったため「怖くなっちゃうかなと思って誰にも言わなかった」という。深川は「私は見ていない」、田口は「宿泊していない」としたが、杉田は「テレビがいきなりついたりした。現場よりホテルのほうが怖かった」と吐露。

　若葉は「調べたんですよ。この部屋絶対におかしいと思ってホテル名を検索したら、一発目に心霊と出てきた。あ、由緒正しい心霊ホテルなのねって思った」と振り返った。