SKY-HIがCEOを務めるBMSG初のガールズグループオーディション『No No Girls』の第14回『Ep.14/ Final Round -Letters to No No Girls-』が、BMSGのYouTubeチャンネルで10日に配信された。今回は最終審査に挑む10人のグループ課題曲の振り入れの様子や、メンバーが手紙を読み合う場面などが放送された。

　同オーディションはプロデューサーにラッパーでシンガーのちゃんみなを迎え、「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」というメッセージでスタート。今日11日に神奈川・Kアリーナ横浜で最終審査『No No Girls THE FINAL』が開催される。

　最終審査に挑むのは、KOKO、KOKONA、KOHARU、JISOO、CHIKA、NAOKO、FUMINO、MAHINA、MOMOKA、YURIの10人。5人ずつの2グループに分かれ課題曲を披露する。課題曲はちゃんみな作の『drop』。同曲は4次審査のクリエイティブ審査でHip Hopとして与えられたトラックに、ちゃんみなが歌詞やメロディーをつけ完成させたもの。さらに、ちゃんみなの楽曲の中から自分で1曲を選び披露するソロ審査も行われる。歌詞のアレンジやキーの変更などの判断はそれぞれにゆだねられる。

　今回はグループ課題曲『drop』の振り入れの様子が放送された。振付を担当するのは15歳でダンス世界バトルで優勝し、BE:FIRSTやSnow Manなどの振付を手がけるReiNa。ReiNaは「ちゃんみなさんから、『drop』が“落とす”でなく、“突き落とす”イメージでやってほしいと言われました。かわいい感じや、みんなが踊りこなせるくらいの振付ではなく、プロのダンサーでも踊るのが大変なレベルのものを作りました」と、超難易度の高い振付に仕上がったと説明。「普通のガールズグループができないようなHipHopを見たいと思っていたので、これを歌いながら踊ったらマジかっこいい」と、期待した。

　ダンスの苦手意識が強いFUMINOは「難しいですよね」と語りつつも、「でも超かっこいい！　HipHop楽しい！　仲間と踊っている感が好き」と以前のような抵抗感はない様子。ちゃんみなからダンス力を高めるよう指摘されたMOMOKAも、「できるかな？ってちょっと自信なくなっちゃったけど、最近は振り覚えがいいので、できないことはないと思う」と前向きに練習に励んだ。

　1日で振りを覚えた10人を見たReiNaは、「（期間は）短かったけど成長スピードがすごく早かった。この半年間一緒にいるのもあって、コミュニケーションが取りやすかったのもあると思うけど、すごくバランスがとれていた」と評価。「素直に意見を言うのは、女の子同士だと難しいこともあるけど、意見し合っているところを見てこれは伸びるなと。みんなすごく素直だから吸収する。人間的にも勉強になりました」と語った。

　一方、レコーディングではそれぞれのメンバーが低音やラップ、英語の発音などで苦戦する場面も。ちゃんみなは「それぞれ課題は全員違う。それが面白いなとも思う」と語り、「ラップが上手なMOMOKA、KOKONAでも苦戦すると思っていましたし、歌が上手なNAOKOやCHIKAでも苦戦するだろうなと。できないのが当たり前です。『できたらすごいね』って感じですけど、最強のグループを作るためには、こういうことができたらいいと思う」とグループに必要な実力について語った。

　配信終盤では、10人それぞれがメンバーに向けて手紙を読み合う場面も。それぞれの感謝や思いに涙し合い、MOMOKAは「ここまで本気でみんなとパフォーマンスのことを考えられる。みんなといられて幸せ」と語り、NAOKOも「一生関わっていきたい。みんな幸せになってほしい」と呼びかけた。

○課題曲グループ分け
・Aチーム
KOKO
KOHARU
JISOO
MAHINA
YURI

・Bチーム
KOKONA
CHIKA
NAOKO
FUMINO
MOMOKA

○候補者10人のソロ曲
KOKO／ダリア
KOKONA／『TO HATERS』
KOHARU／ディスタンス
JISOO／『I’m Not OK』
CHIKA／美人
NAOKO／『^_^』（ハッピー）
FUMINO／In The Flames
MAHINA／『花火』
MOMOKA／『PAIN IS BEAUTY』
YURI／『ハレンチ』