俳優の奈緒、松田龍平が10日、都内で行われた2025年1月7日スタートのNHK総合ドラマ『東京サラダボウル』（火曜午後10時　※全9回）の試写会に出席。役作りのため髪を鮮やかな緑色に染めた奈緒は「結構いいんじゃないか？」と胸を張った。

　記者から「地毛なのか、かつらなのか」と聞かれると「かつらです」と奈緒。隣の松田が「うそです」と訂正し、場を和ませる。奈緒は「原作の“レタス頭”というのがとても大切なパーソナルな部分に関わる、大切なビジュアル。どういう色にするか検証を重ねて、助監督さんが最初に染めてくれたのですが、この色にたどりつき初めて緑に染めました」と語った。

　鏡を見た自分の姿は「結構いいんじゃないか？」と胸を張る。「最初、緑は挑戦的なカラーになると思っていたけど、思いの外『なじんでいる』とたくさん声をいただいているので、ほっと胸をなで下ろしている」と笑顔を浮かべた。

　また、劇中ではカエルの唐揚げやサソリの姿揚げなどの料理が登場し、奈緒演じる鴻田麻里がおいしそうに食べるシーンが多くある。奈緒は「実際に食べられるものを用意してくれる場面もあるけど、実際に食べている部分もある。あと、間違えて食べちゃったこともある。『食べないで』と言われたのを食べちゃって。“豚の脳みそ”を間違えて食べちゃってびっくりするっていう（笑）。お芝居しているけど心の中ではびっくり」と思わぬハプニングも紹介した。

　本作は、人気漫画『クロサギ』の作者・黒丸氏による新作『東京サラダボウルー国際捜査事件簿』が原作。“外国人犯罪・外国人事件”をテーマとし、ミドリ色の髪が目を引く東新宿署・国際捜査係の警察官・鴻田麻里（こうだ・まり）と警視庁・通訳センターの中国語通訳人・有木野了（ありきの・りょう）のコンビが。事件を解決するために奔走する姿を描く。