俳優の遠藤憲一が19日、都内で行われた『劇場版ドクターX』（12月6日公開、田村直己監督）の完成披露舞台あいさつに出席。「ドクターX」シリーズの終了を寂しがった。

　2012年10月より7シリーズにわたり放送されたドラマ『ドクターX～外科医・大門未知子～』（テレビ朝日系）。主演の米倉涼子演じるフリーランス外科医の大門未知子が、史上最大の危機に直面する姿が描かれ、さらには未知子の誕生のルーツが明らかに。同劇場版をもって、12年続いたシリーズの幕を閉じる。

　遠藤は医師の海老名敬を演じ、同劇場版では念願の病院長に上り詰める。あいさつを求められると「『ファイナルでも絶対まだやるだろう』と言っていたんですけど、やっぱりやらないね」と断言し、「司会に大下容子さんまでいらっしゃる。こんな大物が司会をやるってことは、本当に終わるんだなってひしひしと感じました！」と、この日司会を務めたテレビ朝日の大下アナに視線を向けていた。

　ファイナルを迎える心境を聞かれると「人見知りなんです。本当に！　1作だいたい（撮影）3か月くらいなので、毎回転校生みたいな気分で一生懸命やっているんです」と他現場での姿勢を告白。同シリーズは他の現場とは異なり「こんなに気を使わない組は初めて」とのことで、「終わらないでほしいんだよね。何も考えずに参加できるので。もちろんせりふは考えるよ（笑）。できればまたやりたいと思う。ファイナルって決まっちゃったの残念です」と寂しげな表情を見せた。

　舞台あいさつには、米倉、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、染谷将太、なにわ男子の西畑大吾、脚本家の中園ミホ氏、田村監督も登壇した。