げんじぶ、“観測者”に感謝「もっと大きな会場で」「絶対に夢をかなえられる」さらなる飛躍誓う

アイドルグループ・原因は自分にある。が17日に、神奈川・ぴあアリーナMMで「原因は自分にある。ARENA LIVE 2024 白昼夢への招待」を開催した。

ぴあアリーナMMでライブを行った原因は自分にある。【写真:米山三郎・笹森健一】
ぴあアリーナMMでライブを行った原因は自分にある。【写真:米山三郎・笹森健一】

6年目の幕開けとなるワンマンライブを開催

 アイドルグループ・原因は自分にある。が17日に、神奈川・ぴあアリーナMMで「原因は自分にある。ARENA LIVE 2024 白昼夢への招待」を開催した。(取材・文=水谷賀奈子)

 本公演は今年7月にデビュー5周年記念ライブを成功させたグループにとって6年目の幕開けであり、自身最大規模となるワンマンライブとなった。公演タイトルの「白昼夢への招待(インビテーション)」の“白昼夢”は、目を覚ましたまま見る夢のことを指す。結成5周年を冠したテーマである“夢現の続き(むげんのつづき)”に込められている、「夢を現実にする年」になぞらえ、アリーナ公演成功の夢を現実にし、夢のような“げんじぶ空間”に誘う意味を込めた。

 開演時間になると会場内の照明が暗くなり、11日に配信を開始したばかりの『夢之相-イメノアイ』のイントロが流れた。白を基調とした中華風の衣装に身を包んだメンバーがせりあがりでステージに登場すると、観測者(=原因は自分にある。のファンの総称)は歓声をあげ、大きくペンライトを振った。ダンスナンバーが続く中、『余白のための瘡蓋狂想曲』では炎の演出も見られ、序盤から盛り上がりは加速していく。

『黄昏よりも早く疾走れ』では、メインステージから花道、センターステージへと移動しながらパフォーマンス。より近い距離で歌い踊るメンバーを前に、思わず手に持ったペンライトの動きが止まってしまう観測者が多く見られた。

 また、『嗜好に関する世論調査』のイントロではメンバーが「楽しむ準備はできてるか? 声出す準備はできてるか?」とあおり、曲中には「二択! 二択!」とコール&レスポンスを繰り広げ、会場はさらに盛り上がりを見せる。

 続く『Inter』の前には「俺のこと好き?」「俺のそばにいろよ」「ずっと一緒にいたいな」などとメンバーが順にせりふを披露し、観測者にとってはたまらない瞬間になっていた。

『Go to the Moon』をこの場で初披露した【写真:米山三郎・笹森健一】
『Go to the Moon』をこの場で初披露した【写真:米山三郎・笹森健一】

サプライズでライブミュージックビデオの撮影も

 MCでは、髪色を染めたメンバーの話題に。桜木雅哉がピンク色に、吉澤要人が銀色に、杢代和人が明るい茶色にイメチェンした姿はこの場が初披露となり、「みんな今日のために気合い入れて望んでるんだよね」とアピールした。

 また、大倉空人が「たくさんの観測者に囲まれたらやりたいことがあって……」と切り出し、「イヤモニを外してみんなの声が聞きたい」とリクエスト。メンバーが順に「げんじぶに会いたかった人?」「げんじぶ、今日もかっこいいよって人?」などと呼びかけると観測者は全力で「はーい!」と答え、その盛り上がりのまま後半へと突入した。

 最新楽曲となる『Go to the Moon』のパフォーマンス前には観測者に「初披露の曲をやります。ライブミュージックビデオとして今から撮影をするので、タオルやペンライトを回して、一緒に盛り上がってください!」とまさかのサプライズ発表。楽曲が始まると、メンバーと観測者は「オイ! オイ!」「手を上げろ!」といった掛け声やメロディーに合わせてタオルやペンライトを回し、会場は1つになっていた。

 そして、前半とは雰囲気がガラリと変わった黒でまとめられた着物っぽさのある衣装に着替えるとデビュー曲『原因は自分にある。【別解】リアレンジver.』『原因は君にもある。』を続けてパフォーマンス。曲中には「観測者、いつもありがとう!」と感謝を伝えた。

 センターステージにメンバーがそろうと、「今日という日を楽しみにしていたのですが、終わってしまうのが悲しい」「もっと大きな会場で会えるように頑張る」「当たり前じゃないこの景色でライブができてうれしいです」「僕たちがいるのはあなたたちがいるから」「僕らげんじぶと観測者で絶対に夢叶えられると確信しました。これからもついてきてください」などと、それぞれが思いを言葉にした。

『ケイカクドヲリ』『Joy to the world』『マルチバース・アドベンチャー』では、メンバーがステージを降りて客席で歌い踊る演出も。観測者とコミュニケーションをとりあい、目の前で感謝の気持を伝える時間となっていた。

 最後には『0to1の幻想』を和アレンジver.で披露。炎の演出と激しく力強いダンスでライブを締めくくる。中毒性のあるボカロ調のナンバーと、楽曲毎に表情や歌声をたくみに使い分ける幅広い表現力で最後の最後まで観測者を魅了した。

次のページへ (2/2) 【写真】原因は自分にある。ライブのアザーカット
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