タレントの東野幸治が8日深夜、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』（金曜深夜1時）に出演。大みそかの日本テレビ系列で『大晦日ゴチ特別編　5時間超スペシャル』の放送決定を受け、昨年まで2年連続で放送された『笑って年越し!』でナインティナインとMCを務めた東野は「オレだけ外されて」とショックを明かした。

「去年まで2年連続、ナインティナインと大みそか、5時間ぐらいの長丁場やってました」と口にした東野。一昨年、現場に羽織はかまが用意されて着用後、タキシード姿のナイナイと対面し「だまされた」と感じたところ、矢部浩之から「兄さん、張り切ってますね」と言われて立腹。

　昨年も羽織はかまが用意されたものの、矢部の言葉を思い出して「もう着いひん。スーツでいいです」と拒否して結構な騒動になったという。日テレの上層部が集まってヒソヒソ話をしているのを見て、東野は「これが芸能界でうわさの“ゴネる”ってやつか」と思ったとした。

　そして今年、東野は、2020年まで年越し番組として定着していた『ガキの使いやあらへんで!』の『笑ってはいけない』シリーズの復活も頭に入れつつ「心のスタンバイしてたわけですよ。3年連続、大みそか、日本テレビ。勝手な話、大げさかもしれませんけど、“日本テレビの大みそか背負ってる気持ち”で」と告白した。

「気持ち的に“2024年いろいろあったけども、最後の仕事は日本テレビの5時間か6時間かな”と勝手に思ってたら発表があって。今年の日本テレビ大みそかは、ダウンタウンさんの『笑ってはいけない』でもなく、オレとナイナイの番組でもなく、ナイナイの『ゴチ』ってことで。“えっ”てなって、オレだけ外される。ゴネたらあかんねや。オレ天狗になってたんかなとか」と名前がないことに驚きつつ、昨年のことが頭をよぎったとした。

「『ゴチプラス東野』とかなんか、“ちっちゃく東野とかあってもええんちゃうの”みたいなこと思いながら」と希望しつつ、「（そんな話は）全くなく、オレだけ仕事がなくなったっていうのは報告しとかなあかんから」と大みそかのスケジュールが空いていると打ち明けた。

　東野は「まだフジテレビ系列、TBS系列……。テレビ朝日は『ザワつく!』が完ぺきな布陣でやるからないわ。紅白歌合戦もないわ。テレ東はたぶん演歌かな。フジテレビもしくはTBSもスタンバイはできてます」と売り込み、「最悪、自分のYouTubeで生配信します」と宣言。「ずっとゴチ見ながら悪口言います。“何か足りませんよねぇ”とか」と予告して笑った。

　さらに、「日本中の各局の皆さん、大みそかいつでもスタンバイできてますから」と言うと、「どうかみんなでゴチを倒したいと思います。ローカルから。新潟から、四国から、長崎県からゴチを倒しましょう」と気合を込めた。「オレどんだけ日本テレビに貢献してるか」と恨み節の東野は、長寿の『行列のできる相談所』のレギュラー入りからこれまでの経緯を説明。

　思い描いていたはしごを外されたと主張する東野は「ゴチで初の年越し。日テレ大みそか特番。絶対に見ないでください!」というと、「事前に誰が優勝するかとかチクリますから」と笑いながらアピール。「日テレのバラエティ―をいじられても、こっちは“ともに頑張ってきた仲間や”と思って、こんな裏切られ方あるかっていうとこですから。どうか皆さん、ゴチ見ないでください。お願いします」と重ねて『ゴチ』の名前を出しながら呼びかけた。