お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志（61）が、自身の性加害疑惑を報じた週刊文春の記事をめぐり、発行元の文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求めた東京地裁の訴訟について、松本側が提訴を取り下げたことが8日、分かった。ここから注目されるのは、松本の復帰。今年1月の活動休止前はテレビだけで7本のレギュラーを持っていたが、民放テレビ局関係者を取材すると「スポンサーの意向次第」の声で一致した。

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　提訴取り下げに伴い、松本側は「松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」とした上で、「裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」と説明した。そして、「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と謝罪した。

　これを受け、松本の“応援団”を公言してきたセクシー女優の霜月るなはXを更新し、「松ちゃん長い裁判お疲れ様でした　そしてお帰りなさい　これからも沢山の人に笑いを届けて下さいね　二人合わせてダウンタウン」とエール送った。

　現実に早期復帰はあるのか。民放キー局の40代社員は言った。

「松本さんが復帰した番組は数字（視聴率）を取れるでしょう。ただ、制作や編成だけでそれを判断できません。まずは営業担当がスポンサーの意向を聞く。そこで『問題なし』となるまでは慎重にことを進めると思います」

　他の民放関係者も同じ意見。ネット上では「待ってました」「これで復帰できますね」の待望論が高まる一方で、「どうなるんだろうか」「簡単ではないのでは」などが上がっている。