上白石萌音、アジアの短編作品に刺激と学び「明日の現場での私はちょっと違うんじゃないかな?」

俳優の上白石萌音が19日、都内で行われた短編映像コンテスト「第26回 DigiCon6(デジコン6)」の授賞式に司会として出席した。俳優目線で同コンテストを振り返った。

授賞式に出席した日比麻音子アナウンサー、上白石萌音、見里朝希氏(左から)
授賞式に出席した日比麻音子アナウンサー、上白石萌音、見里朝希氏(左から)

「第26回 DigiCon6」授賞式で司会

 俳優の上白石萌音が19日、都内で行われた短編映像コンテスト「第26回 DigiCon6(デジコン6)」の授賞式に司会として出席した。俳優目線で同コンテストを振り返った。

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「DigiCon6」は、2000年にTBSが立ち上げた短編映像コンテスト。アジアを中心にさまざまな国と地域から優れた短編映像作品を募集し、優秀作品に各賞を授与する。TBSが主催し、今年で26回目。頂点のGrande Prizeには、日本のアニメーション作家・村本咲氏が手がけた短編作品『パーキングエリアの夜』が選ばれた。

 2年連続で司会を務めた上白石は、TBSの日比麻音子アナウンサーと共に、授賞式を滞りなく進行。終了後にその模様を自ら振り返って「短いながらも濃厚な時間だったなと思います。全体的に、皆さんの、受賞者の方、クリエイターの方の優しさが詰まった作品が多くて、すごく心が温まりました」と述べた。

 各作品に俳優目線で注目したと言い、「例えば声の表現であるとか、キャラクターの表情だとか、そういうお芝居の部分にどうしても着目してしまう。本当に勉強になることばかり。心のノートにメモしてあります」とニッコリ。「『何かヒントにして私も生かそう』みたいな(笑)。ガチで見てしまうんですけど、どの作品のどのキャラクターも、本当にいい顔をする。その1秒、1コマに皆さんがすごく思いを込めて描き込まれているからだと思う。それを見るたびに『こんな顔を私もしたい』と思わされる表情が詰まっている。なので『(授賞式に参加する前の)今日と、(参加した後の)明日の現場での私はちょっと違うんじゃないかな(笑)?』と思うくらい、すごく刺激と学びをたくさんいただいています」と話した。

 また、絵本が好きだという上白石。「ショートフィルムなので尺が短い。削ぎ落とされたシンプルさと、だからこそ込めたかったものをまっすぐ伝えてくださるようなところがあると思っていて、それは絵本にも共通しているかな、と思います。強いメッセージとか、伝えたいことがありつつ、読者や観客にゆだねてくれる余白もある。ショートフィルムと絵本、近しいコンテンツかなと思いました」と語った。

 特別ゲストとしてアニメーション監督の見里朝希氏も出席した。

 会場では、人気アニメ『PUI PUI モルカー』の原案者である見里氏が描き下ろしたキャラクターで、「DigiCon6」のオリジナルキャラクターとして2019年の「第21回 DigiCon6」で誕生した「メイル&アンリー」にまつわるTBS、ドワーフの共同プロジェクトの発足を発表。イラストレーター・上杉忠弘氏によるグラフィックノベルの制作が決定した他、「メイル&アンリー」の漫画企画も進行している。

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