Xが17日、うわさされていた「ブロック機能」の仕様変更を正式に発表した。これまでの同機能は特定のユーザーの投稿を自身のタイムラインに表示させず、自分の投稿などを見られないようにできる機能であったが、今後は閲覧可能となる。利用者からさまざまな声が上がる中、オーナーであるイーロン・マスク氏の過去の投稿が話題になっている。

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「まもなくブロックが変わります」。利用者に対し届いた突然の通知。マスク氏は今年8月に「ブロック機能」を廃止予定であると発表。ついにその日が近づいた形だ。

　実際の通知ではユーザーに対して「ポストを公開に設定している場合、ブロックしたアカウントはポストを表示できるようになりますが、エンゲージメントを行うことはできません。ポストを表示できるユーザーを制限する必要がある場合は、引き続きアカウントを非公開にできます」と説明された。

　正式通達に「ブロック貫通」「ブロック改悪」などと騒がれユーザーは混乱。そんななか話題になったのはマスク氏の今年2月の投稿だ。

「X is the PvP of social media」（XはソーシャルメディアのPvP）

「PvP」とはオンライン上のプレイヤー同士が対戦することを意味している。投稿によって議論が加速すれば、表示数が増える。世界的に問題になっている「ネット炎上」を肯定しているようにも見えるマスク氏の思惑に不満の声が多く上がっている。

　利用者からは「ツイートって『呟き』だったじゃん」「だったら誹謗中傷で訴えられないようにしてくれ！」「ますます治安が悪くなりそう」「Xは現代のコロシアム会場」「ブロック改悪やべーな」などの声が上がっている。