漫才コンビ・トミーズが12日、MBS『せやねん!』（土曜午前9時25分）に出演。ロケバス内での20代女性に対する性的暴行などの疑いで、元ジャングルポケットの斉藤慎二メンバーが書類送検され、所属の吉本興業からマネジメント契約を解除されたことについてコメントした。

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　番組では、被害女性と斉藤の妻側の言い分の食い違いもあり、検察の取り調べを待つしかないとした上で、斉藤について取り上げた。吉本からの契約解除でレギュラー番組もすべて降板した斉藤。芸歴2年目でレギュラーを持つなど早くから人気者になり、キングオブコント決勝に4度進出。2017年に結婚し、子どもも誕生したという略歴を紹介。トミーズ雅は「順風満帆やん、これ」と言うと、相方・トミーズ健も「もったいない」と顔をしかめた。

　競馬好きで自身でも馬を購入していた斉藤について、「芸能関係者いわく、年収5000～6000万円」と推定されるとした。雅は「（普通なら）これから20年間保証されたいうことやんか。12億捨てたいうこと」と“損失”を口にした。健は「とんとん拍子に売れたからかな。屈折の時代があったら、今の状態がありがたい思うて、ちゃんと悪いことせんと頑張ろうって、そういう気持ちあると思うねんけどな」と真剣にコメント。雅から「ええこと言うな」と珍しくほめられた。進行の同局・山中真アナウンサーは重ねて、不起訴になる可能性を説明した。

　雅は“行為”があったとされるロケバスに言及。「僕ら絶対乗ってるやん。あそこでもよおすか？　“芸人の聖地”みたいなところやと思うてるから。汚したらあかんいうか」と見解を示し、「（ロケバスは）仕事モードになる場所やろ。メークしたり、着替えたりとか」と理解に苦しむとした。

　ジャンポケは残された太田博久、おたけの2人で9日の舞台から再始動した。おたけがツッコミ、太田がボケで漫才も披露したという。かつて“ソーセージ”というトリオだったが、メンバーの不祥事でコンビになったアキナに対し、雅は「（名前）変えた方がいい？」と質問。秋山賢太は「絶対に変えた方がいい」と即答。雅が「“ジャングル”にする？」と言うと、秋山は「ジャングルにおわしたらダメだと思います」とした。

　秋山は「ポジティブに考えると、僕はですけど、ツッコミとして楽になったです。愛情を1人だけに注げる。おたけか太田ちゃんかどっちがツッコミやるか分からないですけど、ええんちゃうかなと思います」と自身の経験から話した。ネタ作りについて相方・山名文和は「変わりますね。3人おったら社会って言うんですよ。それが2人の関係になっちゃうんで。けど、太田がネタ作れるんで、絶対大丈夫やと思います。太田が全部作ってたんで。斉藤さんを、あのものすごいキャラクターを太田が裏で全部操作してたってことですよね。だから、とんでもない力持ってるんで」とコンビになってもネタには太鼓判を押した。

　雅から改名について聞かれた山名は「ここまで売れてるから」と必要性を感じない様子。雅も「マイナーなまま終わった」という“ソーセージ”との違いに納得した。それでも、雅は改名に興味があるようで、秋山と山名から“アキナ”となったことに言及。太田とおたけの組み合わせで“オオタケ”が挙がった後、健が「“オタタ”の方がおもろい」と言うと、雅は「“オタタ”おもろい」と賛同。秋山は「2人からしたらホンマにほっといてくれって（感じです）」とフォローし、「ホントに話し合って決めていただきたい」と気遣った。

　雅は「これ伝わったら。誰か言うといて“オタタ”。嫌やったらやめていいよ。だけど一応、言うとこ。“オタタ”」と勧めた。カベポスター・永見大吾は「逆に“オタタ”で考えてたら、『（かぶって）どうしよう』ってなりますよ」と別の心配をした。