【おむすび】橋本環奈にパラパラの才能 制作統括「想像をはるかに超える覚えの早さ」

俳優・橋本環奈が主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)の制作統括・宇佐川隆史氏が取材に応じ、第10回で結が踊る決意をしたパラパラについて語った。11日に放送された第10回では当初は嫌がっていたパラパラを、結が博多ギャル連合のギャルたちに教えてほしいと言い、ぎこちないながらもギャル4人と一緒に踊る様子が描かれた。まずはパラパラを描く理由を尋ねた。

パラパラを踊る結(橋本環奈)たち【写真:(C)NHK】
パラパラを踊る結(橋本環奈)たち【写真:(C)NHK】

第10回で主人公・結がギャルたちとパラパラを踊る決意

 俳優・橋本環奈が主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)の制作統括・宇佐川隆史氏が取材に応じ、第10回で結が踊る決意をしたパラパラについて語った。11日に放送された第10回では当初は嫌がっていたパラパラを、結が博多ギャル連合のギャルたちに教えてほしいと言い、ぎこちないながらもギャル4人と一緒に踊る様子が描かれた。まずはパラパラを描く理由を尋ねた。

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「パラパラを描くことは、自然な流れでした。ギャル文化を取り上げるとなった時、舞台である2002年から04年あたりはパラパラが下火になっていこうとしていた時代。しかし、取材すると非常に奥が深かったんです。彼女たちが一生懸命に取り組むことを想像した時、うらやましいくらいに青春を感じました。練習の思い出を聞くと、かなり真剣かつハードで、私たちが経験してきた、例えば部活動などとなんら変わらない熱いものを感じました。視聴者の皆さんも、パラパラの練習風景を見るのは初めてだと思います。しかし大きな共感を得るのではと感じ、主人公の結に経験させたいと思いました」

 ギャルを演じる俳優陣に実際に踊ってもらう上での苦労はどうだったのか。

「皆さんオーディションで選びましたが、選んでみたら、はからずも1度アイドルをされていた方ばかりでした。皆さんダンスの経験がありました。でも、シンプルに見えるフリも、実は角度やタイミングなどがとても細かくて難しく、練習は2か月ぐらいしっかりやっていました」

 橋本はどうだろう。

「これはスタッフ全員がびっくりしたのですが、想像をはるかに超える覚えの早さでした。初めて行った1時間の練習では、「1番のサビぐらいまで覚えられたらいいですね」と先生が話していました。そうして始まった練習は、時間を少し残し、最後のフリまでほぼ一気に覚え終えたんです。驚きと言うより、あ然でした(笑)。当の橋本さんは、集中力は高いものの、ダンスを心から楽しんでいて。橋本さんが橋本さんたる由縁を見た気がします。物語上、主人公は最初、踊りが下手な設定ですが、橋本さんにとっては、むしろ下手に踊る方が難しかったと思います」

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