俳優の吉岡里帆が2日、2026年大河ドラマ『豊臣兄弟！』の出演者発表会見に登場し、大河ドラマ初出演に対する特別な思いを語った。

　吉岡は小一郎（仲野太賀）の正妻として生涯をともに歩む・慶（ちか）を演じる。のちの慈雲院（じうんいん）。激動の時代をたくましく生き抜き、やがて兄嫁の寧々とともに豊臣兄弟を支える存在となる。夫の秀長が大和国の統治を任されると、ともに大和郡山城に入り、夫の晩年まで連れ添う。

　大河ドラマへの出演の心境を聞かれた、吉岡は「俳優業ってなんだろうって考えたときに、いろんな答えがあると思うんですけど、やはり人に楽しんでいただくエンターテインメントな部分もあると思う。やはり歴史を伝えることができるのも大きな仕事。でも、なかなか丁寧に歴史を描くことって、年月が長いので簡単にはできない。それをやってのけてしまうのが大河ドラマだなと感じています」と、尊敬の念を示した。

　また、「大河ドラマに出演できるということは、おばあちゃんって感じです」と感慨深げに語り、過去に祖母から「里帆ちゃんは大河ドラマに出られへんのか」と寂しそうに尋ねられたことが、俳優としてのプレッシャーだったことを告白。

「いつか（その期待に）応えたいと思っていました。先程、会見前に祖母に電話をして、“今日のニュースは絶対見てて”と伝えました。今日は重要な日です」と、自分だけでなく家族にとっても大きな出来事であることを強調した。