與真司郎、ゲイ公表から1年 心境を告白「カミングアウトする前も後もつらかった」

男女混合パフォーマンスグループ・AAAの與真司郎(SHINJIRO)が21日、都内で行われた美容誌『美的』のイベント「あいたい美的2024」に登壇。ゲイであることを公表してからが1年たった心境を語った。

イベントに登場したAAA・與真司郎【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場したAAA・與真司郎【写真:ENCOUNT編集部】

23年7月、ファンミーティングでゲイであることを公表

 男女混合パフォーマンスグループ・AAAの與真司郎(SHINJIRO)が21日、都内で行われた美容誌『美的』のイベント「あいたい美的2024」に登壇。ゲイであることを公表してからが1年たった心境を語った。

 與は、2023年7月に開催されたファンミーティングのステージ上で自身がゲイであることを公表。その理由を「僕と同じ境遇に置かれている方々にも勇気を持つキッカケになってほしいと思いました。自分は一人ではないということを分かってほしかったです。今日は皆さんの顔を直接見ながらこのことを伝えたいと思い、このイベントの場を設けさせていただきました」と説明していた。

 たくさんのファンが詰めかけたトークショーのステージに登場した與は、「自分の精神的にはカミングアウトする前も後もけっこうつらかった」と告白。「こうして、いまだに応援してくださるファンの方がたくさんいて、このあいだ、ツアーをやって、こんなに人が来てくれるんだと。一生できないと思っていた。イベントをしても誰も来てくれなくなると、心の準備をしていた」と話し、「変わらず応援してくださるファンの方がいて、ありがたいです。音楽活動を必死に曲を作ったり準備しています」と語った。

 公表の決意の背景には、16年からロサンゼルスに移住し、米国での生活が大きかったという。「9年くらいLAに住んだ。それでだいぶ変わりました。日本にない考えが町にいると得られる。自分もゲイであることが悪いことだと思っていた。セクシャリティ、年齢も関係なく、みんなが明るく生きているということに感銘を受けました」と話し、「日本は男女を分けたり、年齢で上は偉い、下は偉くないという価値観がある。そこは、もっと変わっていけばいいなと思います。最近、僕のファンはみんなオープンマインドで、こんな人たちも日本にいるんだと感じて、安心しながら芸能界でやらせていただいています」と伝えた。

 カミングアウト後を振り返り、「今までは事務所もグループもあり、自分を押し殺してまでも、常に仕事脳しかなかった。カミングアウトしたときに精神的にやられて、病気っぽくなってしまった。これはダメだと思い、自分を大切にして、他の人は考えないでおこうとなった」と言及。「その時は、肌が荒れたりしましたね。それで、ハッピーになって肌も調子よくなってくるし、つながっているのだと思いました。その時、まず自分を大切しなアカンなと感じました」と体験談を語っていた。

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