SUPER EIGHT、20周年節目に念願ひたちなかに登場「ここまで連れてきてくれたの皆さんのおかげ」

5人組グループ・SUPER EIGHTが、14日に茨城・ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」に出演した。

SUPER EIGHTが「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」に出演
SUPER EIGHTが「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」に出演

20年を振り返った安田「いろんなことがあったグループですけど」

 5人組グループ・SUPER EIGHTが、14日に茨城・ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」に出演した。

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 SUPER EIGHTは、2023年に千葉・千葉市蘇我スポーツ公園で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」に出演。当時「19年目にして、初めてを経験させてくれて感謝」と語っていた。グループ結成20周年となる24年に、5年ぶりの開催となった国営ひたち海浜公園での「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」に出演がかなった。

 フェスのトップバッターを飾ったのは、35周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラ(以下、スカパラ)。アクトの後半にスカパラが「ここでスペシャルゲスト!」と伝えると、会場が期待に包まれた。谷中敦が「SUPER EIGHT!」と高らかに呼び込み、スカパラと同じピンクのスーツをまとった5人が現れると、会場からは割れんばかりの大きな歓声があがった。

 横山裕は少しまぶしそうな表情で、「急に日光浴びてビックリしてます」と笑いを誘い、大倉忠義は「これから僕たちが皆さんを爆発させたいと思います!」と宣言した。スカパラ名義の楽曲にフィーチャリングで参加したコラボ曲『あの夏のあいまいME feat.SUPER EIGHT』の疾走感あるホーンのイントロが響き渡ると、全員が笑顔に。スカパラのメンバーとSUPER EIGHTのメンバーが交互に並んで互いに目を合わせ、時に肩を組みながら音を奏でた。同曲は安田章大が「長年の夢だった」と語った楽曲。さらに茂木欣一が、「せっかくなので、もう1曲」と『メモリー・バンド』を演奏し、2組でパフォーマンスした。

 夕方になるとSUPER EIGHT単独のステージがスタート。新たに進化させたインストゥルメンタル『High Sprits』にのせて会場LEDにSUPER EIGHTの文字が浮かぶと、悲鳴にも近い歓声が。安田がオーディエンスに「Clap Your Hand!」と呼びかけると大きな手拍子が広がり、横山のトランペットをきっかけに演奏がスタート。大倉のタイトなドラムに乗せて、丸山隆平がアグレッシブなスラップを響かせると、会場から驚きの歓声が上がる。さらに歌うように奏でる安田のギター、村上信五の鍵盤がスパイスとなって、グルーヴィーなサウンドを彩った。

「今日くらいは、無責任に生きていこうぜ~」という安田の煽りと共に始まったのは、バンドの代表曲とも言える『無責任ヒーロー』。大倉が繰り出す小気味いいリズムに、観客も体をタテに揺らして音に乗っていく。村上が右手でキーボードを弾きながら、ファンにはおなじみの手振りをやってみせると、同様に手を掲げて会場がひとつになる。

 その後も、銀杏BOYZの峯田和伸が作曲を手掛けた『言ったじゃないか』、打首獄門同好会・大澤敦史からの提供曲『ハライッパイ』、ライブ定番曲の『T.W.L』などを次々披露。大倉が「僕たち、今年20周年になるんですけども……」と話し始めると、会場から大きな拍手が。大倉は照れくさそうに「ありがとうございます。すみません、言わせてしまって」と返し、「20年以上前から、大阪で1000人の会場からやらせていただいたんですけど、そのときから、ずっと歌っている曲がありまして……」と曲紹介をし、野外音楽フェスでは初披露となるミディアムバラード『大阪ロマネスク』を披露した。

 後半では『ゴリゴリ』『ズッコケ男道』などを熱唱し、『“超”勝手に仕上がれ』ではメンバーたちがマイクをヘッドセットに、村上はショルダーキーボードへと持ち替えてステージを自在に動きまわった。会場は波打つように揺れ、「S・U・P・E・R! SUPER! E・I・G・H・T!」のコールや、「ニーニニニーニニニニニニニー」の歌声で、オーディエンスがさらにひとつになった。

 安田は「(20周年を迎えるまで)いろんなことがあったグループですけど、ここまで連れてきてくれたのはファンの皆さんだったし、今ここで僕たちの音楽を聞いてくれてる他のアーティストのファンの皆さんのおかげです」と感謝を伝えた。「ラスト1曲だけ、歌わせてもらっていいですか? 今から歌う曲がもし心にしみたら、泣きそうになったとき、何かつらい思いをしてつぶれそうになったとき、聞いてもらえたらと思います」と熱い思いを伝え、ラストナンバー『音楽が聴こえている』を披露。泥臭さとポジティブなメッセージ、骨太なロックっぽさとポップさが融合したサウンドに体を揺らし、オーディエンスも手を振りながら楽しんだ。

次のページへ (2/2) 【写真】ピンクのスーツをまとったメンバーらの写真
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