お笑いタレントのほんこんが17日、ラジオ大阪『土曜の午後は、トコトンほんこん!』（午後1時）に出演。異性の体臭に関するSNSへの不適切投稿を理由にフリーアナウンサーの川口ゆりが、所属事務所・VOICEとの契約が解消されたことについて言及した。

　川口は「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる」などと投稿（現在は削除）して非難の声が集まり、事務所は、11日までに公式サイトで契約解消を発表した。理由について「言葉を扱う仕事である以上、言葉によって多くの方を不快にさせ、傷つけてしまったという事実を重く受け止め、契約違反と判断いたしました」とし、同社に“深く傷ついた”と言う内容のメールや問い合わせが多数届いたことで苦渋の判断になったと説明した。

　ほんこんは「言うたことはあかんで」とし、川口がハラスメント防止研修講師を務めていたことに触れ「あかんねんけども。人は無臭ってないやん。俺は言い方が違うだけで、解雇になる、事務所を（契約）解消になるっていうのは（違う）」と思いを明かした。俳優・高知東生がXで「男の体臭が臭いから気をつけて欲しいとSNSで呟いた女子アナが事務所から契約解除されたらしい。昔は芸能事務所って、未熟で世間知らずな芸能人が失敗した時に、守ってくれたり一緒に謝ってくれたりして育ててくれたもんだが今や切り捨てだな」などと投稿したことに、「これが正解ちゃうかなとか思うねんけども」と共感を表明した。

「（川口を）呼び出してね、『お前、なんちゅうこと言うねん』と。“あなたはそうやって気ぃつけてんねやったら、『私は気ぃつけてます』って言うて、知らん人とかに強要すな”と（注意する）」とした。「臭い人から相談受けてね、ラジオとか。自分が投稿してて、そこにコメントが来たもんに関して答えんねやったらいいけど。それやったら“私はこうしてます”とか“汗ふきシートとかでやってます”でいいねんけども。私はどうしても苦手やと、不節制とかしてる、タバコのにおいとかもそうやん、俺も苦手やで。嫌やけど、それを相手に伝えるんじゃなく、自分がその場所に行けへんかったらええやん。ただそれだけで」と指摘した。

　ほんこんは、Xの表現への寛容さがなく「言葉狩り」になっているといい、今回の件について「この女性が言うたことに関してはアカンねんけども、事務所が過剰反応し過ぎやわ。1回は呼び出して“もうやんなよ”と。2回、3回やんねやったら“お前、もう知らんわ”でええんちゃうかな。と思うけどね」と見解を示した。

　川口は自身のXで「この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております」と謝罪。「言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした」と反省をつづっている。