タレント・上沼恵美子が22日、ABCラジオの冠番組『上沼恵美子のこころ晴天』（月曜正午）に出演した。14日の読売テレビ『上沼・高田のクギズケ！』で東京都知事選で落選した蓮舫氏への発言について、同氏がXで不快感を示したことに対し「怒らんといて。好きやから」などと反応。“和解”を呼び掛けた。

　この日、上沼はYouTubeで自身を“恐竜ギドラ”と書き込まれ、「蓮舫さんがキングコングで、2人でやりあったらおもろいやろな」とコメントがあったと報告した。「私がテレビでね“蓮舫さんが一番前におったら、笑ってくれなさそうだ”。めちゃくちゃインテリの顔やんか、“やりにくいなあ、一番前だと”（と言った）。それが伝わっていくと、どんどん大きくなって、ごっつ怒ってはんねんて。“上沼はセンスがない。笑えない”とかいって」と事情説明。「蓮舫さん、怒らんといて。私そんなつもりで言うてないから。お会いしたこともないし。どちらかと言うと、私、蓮舫さんのお顔立ち、自分にないもの、キリっとしてるから大好きやねん」と打ち明けた。

「私はぺちゃっとした小籠包みたいな顔やんか。あちらは何ていうのかな、ゴボ天みたいですやん。また怒られるわ。カモシカ……、いま小籠包っていうてもうたから、食べもんでスカッとしたヤツ言うて。かっこええなっていう、シュッとした」とシャンプーハット・てつじに助けを求めた。てつじが「そうですね、ちょっと「ハイカラなイメージ……」と考えると、上沼は「そうそう、それ。彼女はそういうとこある。鼻筋通ってさ、顔小さくて、なんて言うのかな、キレる女って蓮舫さんのこと言うんじゃないでしょうか。大絶賛！」と早口で称賛。てつじが「ささがきゴボウみたいな」と回答すると、「何言うてんのあんた、ゴボ天と変わらへんやんか」とつっこんだ。

　上沼は「とにかく誤解解くためにね、いいのよ。私は嫌われてナンボやからかめへんけど。ただ、そない敵増やしたくないんでね。そんなつもりで言うてないから。どちらかと言うと好きですよ。かっこええやん。涼しげやな、蓮舫さんって。凛として、ああいう女性に生まれたかったよ」とほめちぎった後、「犬で言うたら、またそない話になる。犬で言うたらちょっと賢そうな」と笑いを交えた。すぐに「もうやめとこう。また言われそうやわ」ととどまり、「ホントに誤解のないように。あこがれの女性ですよ。なんだかんだ言うたって、女性がこれだけ進出して来て、代表ですやんか」と再び持ち上げた。

　その後、「この時代しんどいなあ。『笑えない』って蓮舫さんに私、言われたんだけど、笑ってもらおう思って言うたんじゃないんですけど。そこはちょっと反論さしていただこうかな」と付け加えた。てつじが「僕も前列全員、蓮舫さんやったら、ちょっと舞台立つのやめようかなと」とボケると、上沼は「もう蓮舫さんの話やめよう。また、ネット用に出るわ。もう嫌やで。あなた出えへんからええけど、私結構たたかれんねん。私はもうやめてもらいたい。そんなつもりで言うてないから」と制止。「ホンマに嫌いなときは嫌いって言うから。言うな！」とボケ返して笑った後、「いやいや、私は蓮舫さん好き。同じ女性としてかっこいいじゃん。天海祐希さんが大好きなんですよ。ちょっとその線ですやんか。もう好きな人の話だけしよう」とまとめた。

　上沼は14日の番組で「私らもしも舞台に出て行って、お客さんで蓮舫さん一番前やったらやりにくいな。笑うてへんやん。蓮舫さんはキツいもんね。ちょっとね。頭がいいって言うのを出し過ぎやねん。全身から。でも頭がいいからしゃあないねんけどね。あれはやっぱり女から見ると、嫌やって思ったりします」とコメント。対面したことはないと明かしつつ、「書かれてましたね。ネットとかYouTubeにね、“2位でもいいんだよって何言うとんねん、あんた3位やったやんか”って。あれは久々に笑いました」などとネタにした。

　蓮舫氏は翌15日に上沼発言のニュース記事を添えた上で、Xに「そんな貴女のセンス、これはユーモア？ギャグ？コメディ？なのかしら。1番前の席に座っていたとしても、私は笑えないなあ。」と投稿していた。