寺田心、来年大河『べらぼう』で“松平定信”に 田沼意次役・渡辺謙との共演に感激「胸がいっぱいに」
俳優の寺田心が、来年放送のNHKの大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』に出演することが15日に発表された。
田安徳川家の七男・田安賢丸(のちの松平定信)役
俳優の寺田心が、来年放送のNHKの大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』に出演することが15日に発表された。
本作は、18世紀半ばの江戸が舞台。江戸のメディア王として時代の寵児(ちょうじ)となった主人公の“蔦重”こと蔦屋重三郎を横浜流星が演じ、森下佳子氏が脚本を手掛ける痛快エンターテインメント。
寺田が演じるのは「御三卿」のひとつ田安徳川家の七男・田安賢丸(たやす・まさまる)、のちに「寛政の改革」を行う“松平定信”だ。幼少期より聡明で、兄たちが体が弱かったため、若くして田安家の後継者、また、10代将軍・家治の後継と目されていた。陸奥白河藩の養子にむかえられ、幕政の中心から遠のくも、田沼意次の失脚後は11代将軍・家斉の命で老中となり、寛政の改革を行う。寛政の改革では、風紀の取り締まりから蔦屋重三郎に厳しい処分を科すこととなる。
出演決定に寺田は「『大河ドラマ』と言うとても大きな場所に田安賢丸・松平定信として参加させていただける事に緊張と幸せを感じています」と心境を語った。
また、「クランクインが偶然にも僕の16歳の誕生日と重なり、今年もまた思い出に残る日となりました」と明かし、「小さい頃から、尊敬している渡辺謙さんと、またお芝居で向き合えることが嬉しく、田沼意次役で現場でお会いした時には胸がいっぱいになりました」とコメント。
自身が演じる賢丸について、「聡明で芯を強く持ち、いずれは田安家を継いで将軍になるだろうと言われていた賢丸を精いっぱい演じたいと思っています。定信は日常の些細な幸せを大切にし、国民の事を誰よりも考えたのではないかと僕は思っています。そんな名君、福島の白河藩主を凛々しく演じさせていただきたいと思います。福島の皆様、楽しみにしていただけたらうれしいです」と呼びかけた。