お笑いタレントのケンドーコバヤシが10日、水曜レギュラーを務めるMBSラジオ『アッパレやってまーす!』（月～木曜午後11時30分）に出演。2018年放送の日本テレビ系ドラマ『ゼロ 一獲千金ゲーム』で兄弟役を演じた俳優・間宮祥太朗のお笑いセンスを絶賛した。

　昨今の『打ち上げ』事情が話題になり、ケンコバは「打ち上げでオレ、1人“天才”と出会ったけどね。お笑いの天才」と告白。「間宮」と明かすと、アンガールズの田中卓志が「あの間宮さん？　俳優の？」と驚いた。ケンコバは「オレ（ドラマに）兄弟の役で出て、結構、むちゃぶりされたのよ。打ち上げの頭、会場入り口で『2人で、兄弟役で漫才やってくださいよ』言われて。『いいよ』って言うて。『間宮、ちょっと、じゃあやろうか』言うて、『はい』みたいになって」と急な要請だったが、すぐに引き受けたとした。

　ケンコバは「『まあ、こういう感じのこと言うていって。全部オレがつっこむから』って。『こういう感じで、こういう感じで、こういう感じで、こういう感じで、こういう感じで』って言うたら、オレも『むちゃくちゃになるやろうな』思うててんけど、その程度の説明で完璧にやりよったからな」と振り返り、共演陣から「すごい」という声が上がる中、「『天才やな、こいつ』と思ったけどな」と回想。「はっきし言って、あの（M-1の）ときのミルクボーイよりウケてたもんな」と大爆笑だったとした。筧美和子から「ほぼ即興ってことですか」と聞かれ、「ほぼ即興。でも（間宮は）『オレの言うたこと全部守って』みたいな」と返した。

　アンガールズの山根良顕が「“こんな感じ”を自分で消化して出せる人なんですか」と間宮について聞くと、ケンコバは「そう」と即答。「結局、（当時は）もうここで笑いとるなんか、いじっていくしかないから」と手法を明かすと、山根は「だから、ケンコバさん的には『まあ、こんな感じで』で、『うまくいかなくてもなんとなく成立させれるかな』ぐらいに思ってたけど（想像以上だった）」と心境を代弁。ケンコバは「完ぺきにやった。（間宮は）『クールやな』思って。ちょっとオレの方がテンション上がってたもん。（大声で）『ウケたなあ！』言うたら、『あっそうですね。ありがとうございます』って」とやりとりを明かして笑わせた。

　また、山根は業界の羽振りがいい時代を振り返り、エキストラだったときでも打ち上げに呼ばれたことがあるとした。そこで参加したビンゴ大会について「金ないのに、ヴィトンのボストンバッグ当たって。親に買い取ってもらったもんね。生活できないから」とエピソードを披露した。