劇場アニメ『ベルサイユのばら』2025年春公開 沢城みゆき、平野綾らキャスト解禁 制作はMAPPA

2022年9月に制作が発表された劇場アニメ『ベルサイユのばら』が2025年春に公開されることが2日、分かった。併せて沢城みゆき、平野綾らキャスト陣も解禁。制作をMAPPA、音楽プロデューサーを澤野弘之が務めることも発表された。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』が2025年春に公開される【画像:(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会】
劇場アニメ『ベルサイユのばら』が2025年春に公開される【画像:(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会】

音楽プロデューサーに『進撃の巨人』澤野弘之、アニメ映像も初公開

 2022年9月に制作が発表された劇場アニメ『ベルサイユのばら』が2025年春に公開されることが2日、分かった。併せて沢城みゆき、平野綾らキャスト陣も解禁。制作をMAPPA、音楽プロデューサーを澤野弘之が務めることも発表された。

 また、キービジュアルと特報第2弾も解禁。アニメ映像が初公開された。

 原作は革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の同名漫画。1972年より『週刊マーガレット』(集英社)にて連載され、現在累計発行部数は2000万部を突破。不自由な時代の中で、身分や性別を乗り越え自身の手で人生を選びとり、フランス革命へと飛び込んでいく美しいオスカルの生き様は、少女たちの共感、そして憧れを一身に集めた。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた本作は、その後、宝塚歌劇団による舞台化やテレビアニメ化もされ、日本中で社会現象となった。

 そんな同作の劇場版で、オスカルを沢城、マリー・アントワネットを平野、アンドレを豊永利行、フェルゼンを加藤和樹がそれぞれ演じる。

 監督は『アオハライド』の吉村愛、脚本は『君に届け』の金春智子、キャラクターデザインは『初恋モンスター』『ぬらりひょんの孫』の岡真里子、音楽プロデューサーは『進撃の巨人』の澤野、音楽は澤野とともにNHKドラマ『大奥』のKOHTA YAMAMOTO、そして制作は『呪術廻戦』『この世界の片隅に』などを手掛けるアニメスタジオMAPPAが担当する。

 以下はキャスト&スタッフのコメント。

マリー・アントワネット役の平野綾「こんな日が来るなんて」

○沢城みゆき(オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役)

「劇場アニメ『ベルサイユのばら』でオスカルの声を担当させていただくことになりました、沢城みゆきです。池田理代子先生の描かれたオスカルをバイブルに、そこから田島令子さんの声の入ったオスカル、実写映画や舞台でもそれぞれに昇華されたオスカルが誕生してきました。その歴史の中へ、もう1人、吉村監督の元で新たなオスカルが生まれようとしています。(作画の方々のとんでもない仕事量!!)今はただ、その完成の日を緊張しながら静かに待っているところです」

○平野綾(マリー・アントワネット役)

「夢のようです。まさか歴史に残るこの名作で、憧れのマリー・アントワネットを演じさせていただけるなんて。漫画・アニメ・舞台を見続けてきた、いちファンである私にこんな日が来るなんて思ってもみませんでした。今回の演出は、かなりの挑戦だと思います。製作陣も皆さまそれぞれに思い入れがあって、リスペクトを持って作品作りしているのがとても伝わってきました。誰もが持っているベルばらのイメージに革命を起こす、新たな時代の幕開けとなるような作品になることを期
待しております」

○豊永利行(アンドレ・グランディエ役)

「まさか、僕が歴史ある伝説の作品である『ベルサイユのばら』に……。しかもアンドレを演じさせていただく日が来るとは思っていませんでした。そして歌も歌わせていただいております。原作のあんなシーンやこんなシーンも演じさせていただいております……。現代の映像で、耽美で聡明で儚いベルばらが描かれます。いつの世も愛される作品に関わることが出来て本当に幸せです。どうぞ、ご期待ください!!」

○加藤和樹(ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役)

「誕生から50年……その間、全く色褪せることなく愛され続けている『ベルサイユのばら』にフェルゼン役として参加させていただけるなんて身に余る光栄です。ミュージカル作品でフランス革命に身を投じた経験のある身としては、このお話が決まったときは感慨深いものがありました。原作の名シーンはもちろん、新たに歌唱演出も加わり、現代の映像技術で令和の時代に新たな革命を起こす作品になっていると思います。ご期待ください!」

音楽プロデューサー・澤野弘之「楽曲制作に取り掛かったのはかれこれ4年前」

○吉村愛(監督)

「劇場アニメ『ベルサイユのばら』に参加させていただいて、華麗で重厚な世界観、オスカルやアントワネット、魅力的な人物たち……。毎日素敵なばらにどっぷり浸かりながらお仕事ができ、ファンの1人としてとても幸せです。ありがとうございます」

○金春智子(脚本)

「かつて原作を連載で読んでいた私には、オスカルさまは永遠の憧れで、『ベルサイユのばら』は何度読んでも胸が熱くなるバイブルです。なので、脚本のオファーをいただいた時には、大げさではなく本当に夢のように幸せでした! 今はただただ映画の完成、そして公開が待ち遠しいです」

○岡真里子(キャラクターデザイン)

「正直あの『ベルサイユのばら』という伝説的な作品に携わる日が来るなんて今でも信じられないという気持ちでいっぱいです。毎日緊張と喜びの中で仕事をしています。とにかく全てのものが描いていて楽しいです。作品が持つ美しさと力強さをお届けできるようこだわりの強い監督とスタッフとともに引き続き全力を尽くします」

○澤野弘之(音楽プロデューサー・音楽)

「今回、劇場アニメ『ベルサイユのばら』の音楽プロデュースで参加いたします。楽曲制作に取り掛かったのはかれこれ4年前になるのですが、これまで制作してきたアニメ作品の劇中歌などとは違う形でボーカル楽曲を多数制作するのは初の機会となりました。また劇伴にはKOHTA YAMAMOTOくんに参加して貰えた事で、作品のストーリーをよりエモーショナルにサウンドで広げて貰えたと感じています。ぜひ劇場で楽しんで頂ければ幸いです」

○KOHTA YAMAMOTO(音楽)

「本作品の音楽を澤野弘之さんと一緒に担当させていただきます。この偉大な作品に携わることができて興奮しています! 今回私は澤野さんの楽曲をリアレンジする形での制作が多かったのですが、そのどれもが素敵な楽曲ばかりで非常に楽しい制作でした。楽曲たちは形を変えてさまざまなシーンに散りばめられています。ぜひ音楽にも注目してこの新たな『ベルサイユのばら』を楽しんでください!」

次のページへ (2/2) 【動画】劇場アニメ『ベルサイユのばら』特報第2弾
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