石橋貴明、フジテレビを叱咤激励「元気がない」「『テレビとはこうだ』というものを見せたい」

フジテレビ系特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(22日午後9時)の収録がこのほど都内で行われた。「細かすぎる」ゆえに笑いにはなりにくいと思われてきたものまね芸に光を当てた番組。2018年3月に終了した同局系『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナーが基になり、同年12月から特番となった。22年までは「冬恒例」だったが、昨年に続いて今年も『夏の細かすぎて』を放送。厳しいオーディションにはプロ・アマ問わずに多数が参加し、勝ち抜いた73組がスタジオ入りした。

22日放送のフジテレ系特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』の出演者。左から山崎弘也、満島ひかり、石橋貴明、山下智久、柴田英嗣
22日放送のフジテレ系特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』の出演者。左から山崎弘也、満島ひかり、石橋貴明、山下智久、柴田英嗣

特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』の収録を終えて

 フジテレビ系特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(22日午後9時)の収録がこのほど都内で行われた。「細かすぎる」ゆえに笑いにはなりにくいと思われてきたものまね芸に光を当てた番組。2018年3月に終了した同局系『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナーが基になり、同年12月から特番となった。22年までは「冬恒例」だったが、昨年に続いて今年も『夏の細かすぎて』を放送。厳しいオーディションにはプロ・アマ問わずに多数が参加し、勝ち抜いた73組がスタジオ入りした。

 収録では、博多華丸、キンタロー。ら常連組が「さすが」と思わせる芸を見せ、初登場組は「多分、〇〇るやつ」「〇〇なエステの店員」など、想像を超えるシュールなネタを展開し続けた。そして、大谷翔平に絡めたタイムリーなネタも飛び出した。

 秀作の連発に、レギュラー審査員のとんねるずの石橋貴明は「レベルが高い」と言い、アンタッチャブルの山崎弘也、柴田英嗣、ゲストの俳優・山下智久、満島ひかりも感心しきり。収録後には石橋、山崎、柴田がネタの数々を振り返りながら、収録の手応えなどを語った。

石橋 すごかったですね。何年もオーディションも受けて、出て来た人もいる。

柴田 11年チャレンジして、初登場とか。

石橋 初めて出た時、お子さんが2歳だった人がいる。もう、成人してんのか~。

柴田 華丸さん、キンタロー。この番組からスターになっていますしね。

山崎 (キンタロー。は)今回も誇張がすごい。すごみがありました(笑)。

石橋 (冬は)パリ五輪ネタが出るでしょうね。どういう印象を持って選手を見ていくか。

山崎 そういう目線で五輪を見る人もいるでしょうね。

柴田 でも、今回も格闘技もチャンピオンが出ているんですよ。すごいことになっています。

 この後、石橋が若手の頃から縁の深いフジテレビを叱咤(しった)激励した。

「新聞に出ている視聴率ランキングを見てもフジテレビの番組がベスト10に入っていないんですよ。前はお祭りごとが得意な局だったのに(最近は)元気がない。なので、この番組で『テレビとはこうだ』というものを見せたいですね。港(浩一)社長からも『頼むぞ、貴明』と言われていますし、数字(視聴率)は個人とコアでガッツリ取りたいです」

 毎回高視聴率をマークする『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』は、フジテレビにとって貴重なキラーコンテンツであり、世に出たい芸人、俳優、タレントには憧れの場。取材対応を終えた石橋らは、出演73組に「とっても面白かったです。また12月にお会いしましょう。しっかりネタを作って来てください。ありがとうございました」と声を掛け、スタジオを後にした。

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