笠松将が19年に最多出演したワケは? 佐藤玲とのW主演「ドンテンタウン」で語る
佐藤玲、笠松将がW主演した映画「ドンテンタウン」(7月17日、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開、井上康平監督)は、曇天が続く街を舞台に「記憶」と「現実」が交錯していくひと夏の物語だ。「高崎グラフィティ。」「架空OL日記」の佐藤、2019年はドラマ・映画で最多18作品に出演した20代俳優の笠松は92年生まれの同い年。同年齢ならではの呼吸感で、音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2019」長編部門準グランプリ受賞作を振り返った。
【佐藤玲&笠松将インタビュー】「記憶」と「現実」が交錯していくひと夏の物語映画「ドンテンタウン」
佐藤玲、笠松将がW主演した映画「ドンテンタウン」(7月17日、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開、井上康平監督)は、曇天が続く街を舞台に「記憶」と「現実」が交錯していくひと夏の物語だ。「高崎グラフィティ。」「架空OL日記」の佐藤、2019年はドラマ・映画で最多18作品に出演した20代俳優の笠松は92年生まれの同い年。同年齢ならではの呼吸感で、音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2019」長編部門準グランプリ受賞作を振り返った。
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――初共演ですが、互いの印象は?
佐藤「ミステリアスな役をやっている印象が多かったので、無口な役者さんだと思っていました。ご一緒してみたら、すごく明るくて、ずっと現場を盛り上げてくださったので、すごく楽しかったです。何か身構えていたところが簡単にほどけました」
笠松「僕は、女の子、女の子した感じかなと思ったんですけど、結構、サバサバな女の子というか、お姉さんみたいな立ち位置でいてくれた。僕にはあんまり距離を詰めてくれなかったかな(笑)」
佐藤「いや、そんなことないでしょ(笑)」
――物語は、曲作りに行き詰まっていたシンガー・ソングライターのソラ(佐藤)が、新居の押し入れから見つけた大量のカセットテープをきっかけに、前の住民だった贋作画家の青年トキオ(笠松)の「心の声」を聴き、現実と過去の記憶が交錯していく。オファーをもらっての感想は?
佐藤「MOOSIC LABは5年前にも『おばけ』で参加していて、2度目でした。今回は歌う、さらにピアノやギターを演奏する場面もあって、すごい挑戦でした。新しい何かを切り開ければ、と思っていました」
笠松「物語が現実か、妄想か、何なのか、分からないところに面白さがあったし、画家という役も面白かったので、楽しみでしたね。61分という短さもいいなと思いました。『こんなふうにやったら面白いんじゃないか』と監督にちょっと意見を出して、やらせていただきました」