【RIZIN】堀口恭司、セルジオ・ペティスに勝利 2年半ぶりリベンジ成功 会場は「恭司コール」

第9試合のメインカードではRIZINフライ級王者の堀口恭司(33=ATT)が元Bellatorバンタム級王者のセルジオ・ペティス(30=米国)に判定勝ちを収めた。最終R、会場からは割れんばかりの「恭司コール」が起きていた。

セルジオ・ペティスに勝利した堀口恭司【写真:山口比佐夫】
セルジオ・ペティスに勝利した堀口恭司【写真:山口比佐夫】

試合後は新妻をリングに「結婚後初の試合だったので」

格闘技イベント「RIZIN.47」(9日、東京・代々木第一体育館/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)メインカード、RIZIN MMAルール バンタム級(61キロ)5分×3R

 第9試合のメインカードではRIZINフライ級王者の堀口恭司(33=ATT)が元Bellatorバンタム級王者のセルジオ・ペティス(30=米国)に判定勝ちを収めた。最終R、会場からは割れんばかりの「恭司コール」が起きていた。

 堀口はここ数戦、フライ級で戦い絶好調。前戦の王座決定戦では新星・神龍誠相手に圧倒的な力の差を見せつけ、2R・一本勝ち。フライ級のベルトを手にした。セルジオとは2年半前にBellatorのタイトル戦で対戦。堀口が間合いを制し、3Rまで優勢に進めていたが4Rに悲劇が起きる。予想だにしていないバックブローを被弾し、堀口はそのままグラウンドへ倒れた。今回はホーム・日本でのリマッチだ。

 1R、堀口はインカーフで相手の前足を効かせていく。グラウンドの展開ではトップのフルガードポジションでコントロール。上半身で肩固めの形を作りながら、相手の動きを制していた。2Rもグラウンドの展開。トップをキープし、ストライカーのセルジオを文字通り漬けていた。

 最終R、セルジオも戦い方を変えてくる。一発を狙っているのか、堀口の打撃に合わせ、派手な回転計の蹴り技を仕掛け、観客をヒヤリとさせていた。

 堀口も自身の距離を完全につかんだのか、右のオーバーハンドからの左フックのコンビネーションで顔面をとらえる。KOはできなかったが最後までKO、極める姿勢を見せていた。

 堀口は「誰だ、負けるって言ったやつ! 負けるわけねーよ! 榊原さん! ガハハハッ! 榊原さん、このリマッチを組んでくれてありがとうございます。みなさん応援本当にありがとうございました」と勝利の雄たけび。

 さらに「川村なお、いや堀口なお、ちょっと出てきて。結婚してから初めての試合だったので、すごいプレッシャーだったんですよ。でもこうやって関係なく」と新妻・川村なおさんをリングに招きいれた。

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