俳優の石原さとみが30日、都内で行われた主演映画『ミッシング』の公開御礼舞台あいさつに、青木崇高とともに登壇した。出演子役・有田麗未（ありた・つぐみ）のサプライズ登場に目をうるませ、感激した様子を見せた。

　同作は、吉田恵輔監督によるオリジナル脚本。愛する娘の失踪事件をきっかけに、自分たちの力ではどうにもできないもどかしさに苦しみ、マスコミと世間の声に翻弄（ほんろう）される母親・沙織里（石原）とその家族を描く。

　沙織里と豊（青木）の娘・美羽を演じた有田の登場を知らなかった石原と青木は、膝を曲げて有田と談笑。その後も石原は、有田の頭をなでながら「大きくなったね～！　かわいいね！」と笑みをこぼした。

　有田は、青木と石原に似顔絵もプレゼント。石原は感激しつつ、「いったん考えないと、これ危ないですね、日常がね（見るたびに思い出して感情が揺さぶられるかもしれないから）」と我に返る一幕も。涙こそ流さなかったが、終始目をうるませた。

　さらに、有田が「（この）映画をあと3回くらい見て、全部セリフを覚えようと思います」と宣言。それを聞いて石原は「えっ、どういうこと？　誰の？　（出演キャスト）全員の？　えっ!?　天才です、うちの子」と“親バカ”っぷりを見せ、「すっごいです！　私、今自分のセリフですら思い出せないのに」と笑った。