格闘家の朝倉未来が9日、自身のYouTubeチャンネルを更新。格闘エンターテインメント「BreakingDown12」のオーディション映像を公開した。応募者が座る“いつもの”パイプ椅子に元プロレスラーの前田日明氏が登場した。

　今回、前田氏が登場したのは賛否ある同イベントに「物申す」というコーナー。会場に入るなり「3時間も待たされたよ」と一言。未来に「すみません」と言わせていた。

　未来はいきなり「前田さんってBreakingDown嫌いなんですか？」とTHE OUTSIDER発起人である前田氏に質問する。一方の“アウトローのカリスマ”瓜田純士はさすがに敬語かつ丁寧に対応していた。

　すると前田氏は「観たりするよ。面白いから」と笑顔に。しかし、物申すとなると表情が引き締まった。

「普段ははちゃめちゃな暴力とかすると怒られてばっかりだったのに、ここではすべてが許されて。BreakingDown見たら伸び伸びと暴力やっていいのかみたいにね。YouTubeに載ったってだけで世間の注目が集められる。それはどういうことなのかと」

　これに未来の隣に座る溝口勇児COOは真摯（しんし）に耳を傾け「BreakingDownで治安が悪くなったと言われる。でも実際には令和2年から比べて脅迫・恐喝・暴行・傷害って減っているんですよ」とデータに基づき回答していた。それでも逮捕者などが出てしまっている今、BreakingDownのあり方を変えていかないといけないと強調していた。

　前田氏はBreakingDown側の意見を聞くと、最後には「ケガないように頑張ってね。カッコよくなれよ、お前ら本当に。1人1人、虎だ、龍だと言われているんだったらそれを証明しろよ。犬の集まりになるなよ。今ね、犬の集まりにしか見えないんだよ」と会場にいる選手たちにエールを送っていた。