お笑いタレントの明石家さんまが13日、レギュラーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』（午後10時）に出演。SNSへ不適切な投稿を繰り返したとし、2月に吉本興業から契約解除された元プラス・マイナスの岩橋良昌を励ますために行ったゴルフについて語った。

　契約解除後、精神面が心配された岩橋を気遣っていたさんまは、『ヤンタン』でゴルフに誘うと明かしていた。この日、「この間、前々から言うてた岩橋とゴルフ行ってきましてね。ホリケン（ネプチューン・堀内健）が（メンバーを）集めて、（岩井）ジョニ男とホリケンと岩橋とオレ。お笑い芸人は『すごいメンバーですね』って。『どんなゴルフしはんねやろ』って。まあ、岩橋ととにかく会って、しゃべるだけですけども、どうのこうの（話を）聞いてあげなきゃいけないんで」と“激励ゴルフ”が実現したことを報告した。

　当日について、「アクアラインが大渋滞してて。あいつらは早く入って練習しよるんですよ。オレはちょっと遅れるんで電話入れて『ギリギリになるから』って。ほんなら『すいません』ってホリケンが。『岩橋が今、着いたらさんまさんを一本背負いしたいって』（言ってると）。一本背負いしたらその日、スッキリするんですって。（クセで）やったらあかんことをやってしまうんで、岩橋は。『一本背負いどうしますか』『オレ、一本背負いは勘弁してくれ』って。ほんなら『僕が一本背負いされときまーす』言うて。次、また電話かけて『15分前に着くわ』っていう連絡入れたら、『一本背負いだけじゃないらしいです。一本背負いで松の木に投げつけたいらしいです。これ僕も嫌なんで、さんまさん受けていただけますか』って。どんな電話やねん。朝もはよから、50過ぎたおっさんと、60過ぎたおっさんがやな、一本背負いを松の木にしてええかいうなあ」と開始前の裏話を披露した。

「とにかく、楽しい、岩橋もちょっと落ち着いて『今、もう誰も連絡取れない。この4人だけが私を支えてくれている』って言うたら、ジョニ男が『いや支えてないよ、僕たち』って言って。また、それで（岩橋が）『ア～ッ』て怒って。『支えてないんですか』って。『とにかくお前の言い分を聞いてあげたら、お前もちょっとはスッキリするやろから言え』っていう話で、ずーっとしてたんですけども」と“本題”についても触れた。さらに、「とにかく『ペットを飼え』とオレがね。奥さんとお子さんも（離婚して）いらっしゃらないから、1人になるとよからぬことを言ってしまうらしいんですよ、あいつは。『言うたらあかん、言うたらあかん』って（自分自身に）いうて。それまで人とちゃんとしゃべってんのに（ひょう変する）。（岩橋と話し合った）藤原（吉本興業副社長）なんかでもかわいそうに、優しく優しく接してんのに、（岩橋はSNSで）その1時間後に『藤原アウト～』いうてしもうて。（オレは）『お前、あれアカンけど、おもろかったで』って」と“脱線”しながら、ペット購入を勧めたとした。

“頼りない？”サポートを共演の村上ショージから不安視される中、さんまは「それ（ペット）が一番やと思うからやな。『犬は？』『犬は僕、ダメです。犬派じゃないんです』って言ったら、ジョニ男が『じゃあ猫がいい。手もかからないし、犬より猫を飼えば』（と言うと、泣き声で）『去年死んだんです～』言うて」と流れの中で雰囲気が悪化したことも告白。「去年死んだらしい。17歳で。また（岩橋が感情的に）『ア～～～』言うて。ほいで『ジョニ男、お前、そういうこと言うたらあかんで。新しい恋人ができたらええのにね』言うたら、またお笑いのパターンでホリケンが『じゃあ、猫を飼えばいいじゃない』『猫死んだんですぅ～』って。もう邪魔くさい、本当に邪魔くさい連中やわ」とその後のやりとりを振り返った。「まあ、楽しく（ゴルフを）回らしていただいて。ちょっと岩橋もホッとしてる。毎月、この会をね、『岩橋を囲む会』をやろうよって話になって。そういうのがあると、岩橋もちょっと気持ちが楽になるんで」と定期開催の意向を明かした。

　また、岩橋の仕事に関して、さんまは「ゴルフウエアとかを作って売ってるらしいんですよ」といい、岩橋のギャグ『オーシャンビュー』と記したポロシャツを「着てください」と言われたという。ギャグを知らなかったさんまは「『なんやこれ、沖縄かどっかのヤツか』（って聞くと）『師匠！　僕のギャグです』とか言って。『どうすんねん』『オーシャンビュー』ってずっとやってました」と説明。村上から「（岩橋は）発散できたんですかねえ」と疑われると、さんまは「できてたと思う」と返しつつ「ジョニ男がいらんことを。『猫飼えばいいじゃない』『猫死んだんです』もうしんどい、しんどい」と笑いながら振り返った。