米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日（日本時間26日）、長く専属通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題について声明を発表した。同問題について初めて口を開き、「僕自身、何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、頼んだこともないですし、送金を依頼したこともありません」と断言。「数日前まで、彼がそうしていたことも知りませんでした。結論から言うと、彼が口座からお金を盗んで、僕の周り、みんなにうそをついていた」などと語った。

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　この声明を受け、元日本ハムコーチで企業研修講師・白井一幸氏は26日、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』（月～金曜午前8時）に生出演し、元同僚の水原氏について語った。

「私も長年、一緒にいました。（水原氏は）非常に穏やかで温厚です。それでも、仕事はしっかりする通訳という印象でした。まだ、『本当なのかな』『こんなことがあるのかな』と思っています」

　そして、大谷のメンタル面を心配した。

「こういうことがあって、距離を置かなければいけないため、（声明を読み上げる時も）『彼』と言っていましたが、話していくうちに『一平さん』に変わりました。やっぱり、一緒に夢を見てきたからでしょうか。2013年からの関係ですからね」

　水原氏はドジャースから解雇されており、白井氏は今後の大谷を心配した。

「開幕2戦目を見ても、（水原氏が）隣にいました。そして、話をすることによって集中力を高めていたと思います。それができないことは大きいですね」

　また、同番組で共演した国際弁護士の清原博氏は、大谷について「今日の時点で大谷選手が言えることはすべておっしゃったのではないかと思います」との見解を示した。その上で「事前には危機管理担当者や弁護士のチェックが入ると思います。二重、三重のチェックを経て、『これだけのことを今日しゃべっていいんだ』っていうゴーサインが出たわけですから。今日、大谷選手が会見でしゃべったことはご本人の認識でしょう」などと語った。