漫画『ドラゴンボール』などで知られる漫画家の鳥山明さんが3月1日に急性硬膜下血腫により死去した。68歳だった。“ライバル”だったレジェンド漫画家が追悼のメッセージを送っている。

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　漫画『キン肉マン』の作者・ゆでたまごの1人、嶋田隆司氏は8日に自身のXを更新。「昼間に鳥山明さんの訃報を聞いた。彼は歳は5歳上だが、キャリアはゆでたまごの方が1年先輩だった。同じギャグ漫画家ということもあり初めて『Dr.スランプ』を見た時はアメコミ風の絵と洗練されたギャグでえらいやつが出てきたなと脅威を感じました」と回想した。

　さらに「アニメも連載一年目からきまってこんちくしょうと妬みもあり。本当にバチバチに仲がわるかった、私たちも連載4年目で『キン肉マン』はアニメ化になり、ますます彼とはライバル意識し口も聞かなくなった。しかし初期は仲が良く漫画家集まる宴会などではゲームしたり色紙のやり取りもしていた。でも鳥山さん68歳は若すぎるよ。悲しいよ、、謹んでお悔やみ申し上げます」と関係性を赤裸々に明かしながら追悼のメッセージを寄せた。

　そして投稿に添えたのは鳥山さんから贈られたと思われるアラレちゃんを描いた直筆のサイン入り色紙だった。

　この投稿にフォロワーからは「『初期は』仲がよくと書かれているのにまだお持ちに色紙に、言葉では表せない関係性を感じます」「鳥山明さんとゆでたまご先生の交流や競争心、そして初期の仲の良さが感じられる貴重なエピソードですね」「いいライバルだったんですね泣けてくる」「これは一生の宝もんですね」などとコメントが寄せられている。