MBS社員、撮影時の事故後に海保へ虚偽報告「乗船人数の定員オーバー、放送できなくなると思った」
MBS(毎日放送)は6日、公式サイトで「当社番組『せやねん!』ロケ時のスタッフ負傷事故と海上保安庁への虚偽の報告について」と題した文書を発表した。
『せやねん!』ロケで40代スタッフが「第2腰椎圧迫骨折、全治2か月」
MBS(毎日放送)は6日、公式サイトで「当社番組『せやねん!』ロケ時のスタッフ負傷事故と海上保安庁への虚偽の報告について」と題した文書を発表した。
文書での説明によると、2月27日午後、『せやねん!』(土曜午前9時25分)のワンコーナー『スーパー新鮮』のロケを和歌山・串本町で実施。遊漁船で沖合に出たところ、高波を受けて船が大きく揺れ、撮影担当の40代スタッフが腰を強く打ち、病院で全治2か月の「第2腰椎圧迫骨折」と診断された。その後、海上保安庁が事故原因などについて捜査をしたが、その過程で、この遊漁船が有効な船舶検査証書を持っていないことなどが判明。また、MBS社員の担当ディレクターが、事故直後に行われた海上保安庁の現場での聞き取りに対し、「乗船人数を偽って報告をしていたことが分かった」としている。
MBSは6日、ニュース番組などでこの事実と経緯を報道し、「社員は『船長から聞いていた定員をオーバーしていたことに気付き放送できなくなると思った』などと話しています」と伝えている。
○毎日放送コメント
「ロケにおいてこのような事故が起きたことに対し、ケガをされた撮影担当のスタッフとご家族に、心よりお詫び申し上げますとともに、回復に向けて誠心誠意サポートしてまいります。一方、虚偽報告については、海上保安庁に謝罪するとともに、すでに修正した報告を行ないました。今後も海上保安庁の捜査には全面的に協力してまいります」
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【写真】MBS人気番組『せやねん』出演メンバー