『SAND LAND』、新情報解禁 鳥山明氏のコメントも到着「地味好きな僕では実現しなかった」
バンダイナムコエンターテインメントとバンダイナムコフィルムワークスは4日、「SAND LAND Project」(鳥山明氏による名作コミック『SAND LAND』を多面的に展開するプロジェクト)の新情報を「SAND LAND Project 発表会」にて公開した。
新たな舞台“フォレストランド”のイラストも公開
バンダイナムコエンターテインメントとバンダイナムコフィルムワークスは4日、「SAND LAND Project」(鳥山明氏による名作コミック『SAND LAND』を多面的に展開するプロジェクト)の新情報を「SAND LAND Project 発表会」にて公開した。
約20年の時をへて鳥山氏が『SAND LAND』のその先の展開を考案、“フォレストランド”という新たな国を舞台に、ゲームではプレイヤーが探索できるエリアとして、シリーズ版アニメでは新章の物語として、それぞれで異なる展開を描いていく。
今回、鳥山氏描き下ろしの“フォレストランド”の世界を表現したイラストと「SANDLAND Project」映像が解禁さらに鳥山氏のコメントも寄せられた。
以下、鳥山氏のコメント。
「SAND LAND Project は、ゲームがあって、そのあとアニメと進行しました。はじめにキャラデザインを見せていただいた時、ゲームなんだと思ったんですがその後、進行するうちに『あれ?アニメだったのかな」と思いはじめ、さらに進行するうちに『え! 両方だったのか!』と驚いた覚えがあります。
僕は連載していた『ドラゴンボール』というやや派手な作品の反動もあって、短編や読み切りはどれも、好みである小さな世界とゆるいヒーローのなんでもない地味で平和な話ばかりを描いてきました。『SAND LAND』も基本的にそんな内容ですが、さすがにこれではアクション作品として厳しいと思われたのか、アニメスタッフの皆さんには、いろいろ派手な仕掛けをプラスして演出に重厚感を加えていただきました。
続編となる『天使の勇者編』についても、いただいた概要には見事に初めからドラマチックな要素と動きのある展開がたくさん盛り込まれていました。僕は新キャラである天使のムニエルの設定とデザイン、アンなどのデザイン、エピソードなどを提案させていただき、続編が完成しました。
地味好きな僕では実現しなかったであろうドラマチックな展開は新鮮な驚きで、新たな世界観と迫力あるアクションを楽しんでいただけることでしょう。ベルゼブブ、ラオ、シーフの3人の新たな大冒険と新登場のキャラ達との出会い。恐ろしいエネルギー『アクアニウム』を巡るワクワクドキドキの物語を楽しんで、じっくりと平和を感じていただければ本当に最高です」