『M-1グランプリ2023』王者の令和ロマンが30日、都内のテアトル新宿で行われた映画『笑いのカイブツ』公開記念トークライブに登壇。漫才指導を手掛けた本作の見どころを語った。

　主演・岡山天音、監督・滝本憲吾氏による本作は、“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキ氏による同名私小説を実写化。世の中の不条理にもがき苦しみながらも笑いに猛進するツチヤ（岡山）と、その熱量に突き動かされていく人たちが織りなす人間ドラマが展開される。

　令和ロマンは、劇中に登場する人気お笑いコンビ「ベーコンズ」の西寺（仲野太賀）、水木（板橋駿谷）の漫才指導を担当。舞台あいさつ形式のイベントに登壇することが初めてという高比良くるまは「最初で最後です」とボケて、松井ケムリが鋭いツッコミを入れた。

　くるまは、オファーが2022年頃だったことを明かし、「本当にオレらが優勝してよかったですね。マジでラッキーですよね」とコメント。ケムリも「すべて『笑いのカイブツ』のおかげです」と感謝した。

　漫才指導の裏側について聞かれたくるまは、「シャッフルコンビとかしました」と、くるまと仲野、ケムリと板橋で漫才を練習したことを告白。「めっちゃうれしかった。ケムリ先生の7倍くらいツッコミがうまい。いつでも優勝できる」と語ると、ケムリが「じゃあオマエ、太賀さんとM-1出ればいいだろ」とやきもちを焼き、会場は大きな笑いに包まれた。

※高比良くるまの「高」の正式表記ははしごだか