アジア最大の格闘技団体「ONE」の4年ぶり日本大会「ONE 165」（28日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで国内独占生中継）の公開計量とフェイスオフが27日、有明アリーナで行われた。今大会がデビュー戦となる武尊は鬼門の計量を一発でクリア。古巣K-1の仲間で現在プロボクサーとして活躍する“後輩”武居由樹からX上でエールを送られている。

　立ち技最強と言われるONEデビュー戦。いきなりスーパーレック・キアトモ－9の持つONEキックボクシング世界フライ級のベルトに挑む。武尊にとって第2章とも言える試合。X上に「必ず勝って世界最強を証明する。ぶっ倒す」とポストするとプロボクシングの世界で活躍するかつての仲間が反応した。

　エールを送ったのは第2代K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者の武居だ。2021年3月のプロボクシング転向後から8戦全勝（8KO）。5戦目でペテ・アポリナル（フィリピン）を破り、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得（一度防衛後に返上）。世界挑戦も期待されている。

　武居は武尊の投稿を引用し「バチっとぶっ倒してきてください」とエール。一方の武尊も「ありがとう！　日本キック界の強さを見せてくるよ。ボクシング界は頼んだ」と応えている。

　かつてはスパーで拳を交えたこともある。元K-1ファイター同士のやり取りに「最強の後輩の最高のエール！」「頼むぞ武尊！」「この2人のやり取り熱い」「最高の友情」「なんか熱い」といった声があがっていた。