田辺誠一、惚れ直した役者・吉川晃司を語る「愛され兄貴」「重心が取れていて美しい」
今夏、新たな“探偵ミステリー”がテレビ界に登場した。カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放送中の「探偵・由利麟太郎」だ。横溝正史の「由利麟太郎シリーズ」を原作とし、吉川晃司が主演で由利役を務め、助手の三津木俊助を志尊淳が演じる。この異色バディと一緒に難事件の解決に挑む等々力警部を演じるのが、田辺誠一だ。キーパーソンを演じる実力派俳優に、京都を舞台とする新感覚ドラマの魅力や撮影秘話について聞いた。
【単独インタビュー】ドラマ「探偵・由利麟太郎」 吉川晃司演じる名探偵の“相棒”の一人・等々力警部役を熱演
今夏、新たな“探偵ミステリー”がテレビ界に登場した。カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放送中の「探偵・由利麟太郎」だ。横溝正史の「由利麟太郎シリーズ」を原作とし、吉川晃司が主演で由利役を務め、助手の三津木俊助を志尊淳が演じる。この異色バディと一緒に難事件の解決に挑む等々力警部を演じるのが、田辺誠一だ。キーパーソンを演じる実力派俳優に、京都を舞台とする新感覚ドラマの魅力や撮影秘話について聞いた。
――今回のドラマは、名作探偵ものを現代風に解釈する作品です。主要キャストは、白髪の紳士で警視庁元捜査一課長という経歴を持つ名探偵・由利、ミステリー作家志望の青年・三津木、骨董品屋を営む波田聡美(どんぐり)、そして、田辺さん演じる等々力警部の4人です。
「もうあれですよね、吉川さんが右京さんで、志尊君が冠城君で、僕は伊丹刑事で、そう考えると、どんぐりさんが女将さんになって……(笑)」
――それはもしかしたら、「相棒」のイメージもあるのですね(笑)
「3人のキャラクターのコントラストとしては、由利が濃い感じで、三津木がかわいらしい感じなので、等々力は、ほんのちょっと三の線。あまりバリバリした雰囲気ではなく、ちょっと抜けているところもあったりします。登場シーンからたい焼きを食べています(笑)」
――たい焼きはトレードマークと言いますか、チャームポイントとでも言いましょうか。
「1話に1度はたい焼きを(笑)。全体がシリアスな雰囲気なので、等々力警部はちょっとした安心感、息抜きを与えられる役割があると思います」
――由利は鋭い洞察力と天才的な論理的思考で推理をするそうですね。
「等々力警部は、その由利の推理に完全に頼り切っている感じなんです。もちろん、等々力警部は警察官としての正義感を持っていますけど、由利とは大学の弓道部から一緒の仲で、由利の能力の高さを頼りにしているのですよ」