松本人志の代理人は早大野球部出身 検事時代に「陸山会事件」で処分、信念は「不撓不屈、一球入魂」
ダウンタウンの松本人志が、自身に対する報道をめぐって、週刊文春の発行元である株式会社文藝春秋などを提訴したことを22日、所属の吉本興業が公式サイトで発表した。同サイトの文面には、松本の代理人が八重洲総合法律事務所の田代政弘弁護士と明記されている。
57歳・田代政弘弁護士「日本プロ野球選手会公認代理人」の肩書も
ダウンタウンの松本人志が、自身に対する報道をめぐって、週刊文春の発行元である株式会社文藝春秋などを提訴したことを22日、所属の吉本興業が公式サイトで発表した。同サイトの文面には、松本の代理人が八重洲総合法律事務所の田代政弘弁護士と明記されている。
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57歳の田代弁護士は東京・国学院久我山高から1986年、早稲田大社会科学部に進学して野球部に所属。神宮球場での試合にも出場している。そして、90年に卒業。95年に司法試験に合格している。
その後、検察官の道を歩み、同事務所の公式サイトでは「証券取引等監視委員会特別調査課特別調査指導官として、汚職事件や大型経済事件、脱税事件及び金融商品取引法違反事件等の捜査に従事してきた」としている。
一方で、東京地検特捜部に勤務していた2012年、民主党(当時)・小沢一郎衆院議員の資金管理団体「陸山会」をめぐり、小沢氏の元秘書3人が政治資金規正法違反(虚偽記載)で有罪となった通称「陸山会事件」において、捜査報告書に虚偽の記載をしたとして、虚偽有印公文書作成及び行使罪で告発されている。嫌疑不十分で不起訴となったが、法務大臣からは「減給6カ月」の処分を下され、同年6月に検察官を辞職している。
その後、14年10月に東京弁護士会に登録され、八重洲総合法律事務所に所属。現在については「日本プロ野球選手会公認代理人として、プロ野球選手の年俸交渉等に従事し、スポーツ事故、スポーツ保険及びスポーツ活動に関する契約等をめぐる紛争について、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)への対応を含め、各種相談に幅広く対応いたします」「いわゆる一般刑事事件も、被疑者国選弁護、被告人国選弁護を受任するほか、私選弁護も受任し、適時に適切な対応をいたします」と記述。プライベートについては「検事任官後も、日々のトレーニングを欠かさず、検事野球部の一員として法曹野球で優勝に貢献しました」と明かしており、弁護依頼を希望する人たちに向けて「不撓不屈、一球入魂の精神で、依頼者の皆様のお役に立てるよう努めて参ります」とアピールしている。