Mrs. GREEN APPLE大森元貴が症状を訴えた「突発性難聴」とは…早期の適切治療で40%完治

3人組バンド・Mrs. GREEN APPLEは20日夜、公式サイトを更新し、ボーカル・ギターの大森元貴(27)が「左耳の突発性難聴」と診断されたことを発表した。

Mrs. GREEN APPLE・大森元貴【写真:ENCOUNT編集部】
Mrs. GREEN APPLE・大森元貴【写真:ENCOUNT編集部】

公式サイトで発表「ライブ等は実施の予定」

 3人組バンド・Mrs. GREEN APPLEは20日夜、公式サイトを更新し、ボーカル・ギターの大森元貴(27)が「左耳の突発性難聴」と診断されたことを発表した。

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「いつもMrs. GREEN APPLEを応援いただきありがとうございます。メンバーの大森元貴につきまして、昨日1月19日、左耳が聞こえづらい症状があらわれ、本日病院で医師の診察を受けた結果、突発性難聴と診断されました」

 その上で「今後に関しましては、医師による診断および適切な治療を受け、症状と向き合い、本人の意思を尊重しながら活動を続けて参ります。また、現在発表されているライブ等に関しましては、現時点では実施する予定となっております」と伝え、「ファンの皆様、ならびに関係各位にはご心配、ご迷惑をおかけいたしますが何卒ご理解いただき、変わらぬ応援を宜しくお願い申し上げます」と呼び掛けた。

 厚生労働省の健康情報サイト・e-ヘルスネットによると、突発性難聴は「突然、左右の耳の一方(ごくまれに両方)の聞こえが悪くなる疾患」で、音をうまく感じ取れない難聴(感音難聴)のうち原因がはっきりしないものの総称。幅広い年代に起こるが、「特に働き盛りの40~60歳代に多くみられる」としている。

 聞こえにくさは人によって異なり、全く聞こえなくなる人もいれば、高音だけが聞こえなくなる人もいる。後者では、日常会話に必要な音は聞こえているため、難聴を自覚することが遅れがちになるが、「発症後にすぐ治療を受けないと、難聴や頑固な耳鳴りが残ったり、聴力を失うこともある」と記している。

 治療は、内服や点滴の副腎皮質ステロイド薬による薬物療法が中心。ストレスの影響が考えられる時は「安静にして過ごす」ことが大事とされ、発症後1週間以内に適切な治療法を受けることで「約40%の人は完治し、50%の人には何らかの改善がみられる」としている。

 Mrs. GREEN APPLEは高2で同級生だった大森、若井滉斗ら4人で2013年に結成。すぐに藤澤涼架が加わって5人体制になった。15年にはメジャーデビューを果たすも、20年7月に活動休止。2人が脱退し、約1年8か月の休止期間を経て、昨年3月に「フェーズ2(第2局面)」として活動を再開した。

 昨年12月30日には、『ケセラセラ』で『第65回 輝く!日本レコード大賞』の大賞を受賞。ステージで記念の盾を受け取った大森は「『ステージでは華やかに、制作では粛々とやっていきたいな』とあらためて思い、背筋が伸びました。ありがとうございます」とあいさつしていた。

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