古川琴音、ホラー映画初挑戦振り返る「飲み込まれて、すり減っていくような」

俳優の古川琴音が19日、都内で行われた主演映画『みなに幸あれ』(19日より全国順次公開)の公開記念舞台あいさつに、松大航也、下津優太監督とともに登壇した。ホラー映画初挑戦を振り返った。

舞台あいさつに登場した古川琴音【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登場した古川琴音【写真:ENCOUNT編集部】

映画『みなに幸あれ』の公開記念舞台あいさつ

 俳優の古川琴音が19日、都内で行われた主演映画『みなに幸あれ』(19日より全国順次公開)の公開記念舞台あいさつに、松大航也、下津優太監督とともに登壇した。ホラー映画初挑戦を振り返った。

 同作は、一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」の大賞受賞作品の映画化第1弾作品。同賞を受賞した下津監督が原案・監督を引き続き担当し、清水崇が総合プロデュースを務めた。

 とある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすも、逆にどんどん追い込まれていく。「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる…。」という得体の知れない恐怖と対峙していく様を描く。

 本作でホラー映画に初挑戦した古川は、今回オファーを受けた理由について「最初に台本を頂いたですけど、読んだ後に、単なる怖さだけじゃなくて、どこか現実と通じているような、何か嫌な気持ちになるなという感覚がありまして。単なるホラー映画ではないな、という感じがしたんですね。私もホラー映画に挑むこと自体が初めてだったし、この作品自体が何か1つの挑戦なんじゃないかと思ったので、出てみようと思いました」と説明。

 撮影を振り返って「こんなにホラー映画って体力使うんだ、というのが正直な印象。私が出す感情というのが、逃げて、泣いて、叫んで、怒って、という全部が発散型。日に日に体力が消耗されていくんですよね。怖い、というのももちろん感じるんですけど、どんどん……なんでしょうね、飲み込まれて、すり減っていくような、そんな感じがしました」と述懐した。

 商業映画デビューを果たした下津監督は「死ぬまでに商業映画1本撮れればいいなと思っていたところだったので、本当に幸運だった」と言い、「本当に幸せな2年間だったなと思います」とほほ笑んだ。

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