ファンがうなる名車150台が商業施設に集合 「またいつかZに乗りたいよね」70歳愛好家の夢
クルマ愛好家がこだわりの愛車を披露する『昭和平成 名車展示会』が25日、埼玉の大規模ショッピングモール・アリオ上尾の東平面駐車場で行われた。日産スカイラインGT-Rをはじめ、日産ローレル、トヨタ・スープラ、スバル・レオーネなど約150台が集結し、家族連れや愛好家らでにぎわいを見せた。
「当時の日本でもどこでそんなスピードを出すの? と思うよね」
クルマ愛好家がこだわりの愛車を披露する『昭和平成 名車展示会』が25日、埼玉の大規模ショッピングモール・アリオ上尾の東平面駐車場で行われた。日産スカイラインGT-Rをはじめ、日産ローレル、トヨタ・スープラ、スバル・レオーネなど約150台が集結し、家族連れや愛好家らでにぎわいを見せた。
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ファンがうなる名車が存在感を示した。1968年式ダットサン・フェアレディ2000の70歳男性オーナーは、定年退職を機に、11年前に愛車を手に入れた。「日本のスポーツカーの走り、先駆けと言えるのではないかな。カタログ上の性能だと、145馬力で最高時速は205キロ。当時の日本でもどこでそんなスピードを出すの? と思うよね」と笑顔を見せた。20代の頃は初代日産フェアレディZを駆っていた。それだけに、「71年式のS30型に乗っていたんだよ。ダットサン・フェアレディは原点と言えるかも知れないけど、またいつかZに乗りたいよね」と、大きな夢を口にした。
真っ赤なマツダ・コスモスポーツも注目の的となった。70年式で、63歳の男性オーナーは10年前にゲット。「初めて免許を取って乗ったのが、カペラ ロータリークーペだったんです。そこからはロータリーエンジンからだいぶ離れていたのですが、RX-8の生産中止のニュースを聞いて、またロータリーに乗りたくなったんです。私にとって、ずっと憧れなんですよね」としみじみ語った。
もともとは白のボディー色だったが、3年前にマツダクラシックレッドにオールペン(全塗装)。丁寧な手入れを続けており、ピッカピカだ。「乗って楽しむ、が自分のテーマです。クルマを持っている以上は、手元の部品で使えるものは交換して、いい状態を維持してこれからも乗っていきたいですね」。理想のカーライフについて思いを込めた。
スポーツカーだけでなく、スズキ・ジムニーや三菱ミニカ55バン、マツダK360なども個性を輝かせた。全日本ダットサン会の佐々木徳治郎会長は思い入れの深いダットサン・ブルーバード312で、元気に会場に駆け付けた。
また、会場には、バス車両も展示されており、小さな子どもの関心を集めていた。12月10日には、茨城・美浦村の稲ファルニアで『第2回バスフェスタinいばらき』が開かれるとのことだ。
名車展示会イベントは26日も開催予定で、2日目はなんと350台以上がエントリーしている。主催者の日本旧軽車会・吉崎勝会長は「26日はすごいですよ。鉄仮面と呼ばれるR30型スカイラインからGT-Rも勢ぞろいします。コルベットやランボルギーニなどの外国車もたくさん来ますよ」と力強く語った。