俳優の蒼井優（38）が23日、都内で行われた『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』初日舞台あいさつに、黒島結菜、村方乃々佳、DAIGO、メガホンをとった小中和哉監督とともに登壇。昨年、第1子となる長女を出産後初のイベント出席となった。

　38年にわたり世界で愛されてきた「シルバニアファミリー」を映画化した本作。美しい自然にあふれた村に建ち並ぶすてきなお家やお店。そこに暮らす、愛さずにはいられない個性豊かなシルバニア村の仲間たちが3DCGアニメとなって、スクリーンで飛んだり、歌ったり、踊ったり、大冒険を繰り広げる。

　フレアとクレムの母・テリーの吹き替えを担当した蒼井は「私はシルバニアとほとんど同い年で、気がついたときにはお家にシルバニアがあって、ずっと遊んでたんだよ」と村方に声をかけ、声優をやってみての感想を求められると「（収録時に）今回は絵が出来上がっていなかったので、声だけ先に録っていただいて、後から絵がつくという形だったので、自分のキャラクターがどういう表情をしているのかわからない中で録るというのが難しかったです」とコメント。

　演じる上で意識した点については「娘に対する愛情がちゃんと声に乗ればいいなと思いました」としみじみと語り、完成した作品を見ての感想を聞かれると「とてもかわいかったです」と笑顔を見せつつ、隣で自由奔放にはしゃぐ村方を見て「私の話より乃々佳ちゃんのお喋りが聞きたくて（笑）。乃々佳ちゃん、映画を見てどうだった？」と声をかけると、村方は「かわいかった」といい、会場を和ませた。

　また、作品のテーマである「あなたの大切な場所はどこですか？」にちなみ、自身にとっての大切な場所を尋ねられ、ハスキーのお兄さん・ブルースの吹き替えを担当したDAIGOが「MH（マイホーム）かな」と答えると、蒼井も「私もMHですね」といい、「お仕事ももちろん大好きですけど、家に帰ると血がめぐる感じというか、自分の場所だなと感じます」と吐露した。