2000万超の中国高級SUV、その場で360度旋回 水上走行も 土屋圭市氏「自動車メーカーの発想ではない」

「ジャパンモビリティショー 2023」(26日開幕~11月5日まで、東京ビッグサイト)に初出展している中国EV(電気自動車)最大手のBYDが25日、驚異の技術を披露した。

「仰望」のオフロードSUV・U8【写真:ENCOUNT編集部】
「仰望」のオフロードSUV・U8【写真:ENCOUNT編集部】

「ジャパンモビリティショー 2023」でデモンストレーション披露

「ジャパンモビリティショー 2023」(26日開幕~11月5日まで、東京ビッグサイト)に初出展している中国EV(電気自動車)最大手のBYDが25日、驚異の技術を披露した。

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 BYDは今年2月に日本に進出。EV単体の販売台数では米テスラにわずかに及ばないものの、世界2位の地位にあるグローバル企業だ。ハイブリッドなどを加えた新エネルギー車の販売台数は今年8月、テスラを抜いて世界1位を記録している。

 この日、行われたのはBYDの高級ブランド「仰望」(ヤンワン)のオフロードSUV・U8のデモンストレーションだった。日本未発売だが、価格にして2000万円超というラグジュアリー車は卓越した技術により、その場で360度旋回することが可能。「タンクターン」と呼ばれ、実際に約60秒かけて1周した。

 U8は陸だけではなく、水上走行も実現。水深1メートルまで走ることができる。

 これには、“ドリキン”こと土屋圭市氏もトークショーで「普通の自動車メーカーがやらないようなことをやるのがBYD。あんなことは世界中の自動車メーカーも考えませんよ」と仰天。携帯電話用のバッテリー作りを起源にしている同社の経歴に触れ、「面白いからやってみようという夢がある。車に対して、我々が今まで考えてきた自動車メーカーの発想ではないことをBYDは発想している。本当面白い会社」と、評していた。

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