ジャニーズ看板の撤去作業開始、歴史が変わる瞬間に100人以上集結 警備員制止「敷地内に入らないで」

ジャニーズ事務所が5日、東京・港区の本社に設置していた看板の撤去作業を開始した。故ジャニー喜多川元社長の性加害問題をめぐり、同事務所が社名変更を決めたことに伴うもので、屋上からゴンドラが吊るされ「Johnny&Associates」の文字が隠れた状態になった。

看板の撤去作業を開始したジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】
看板の撤去作業を開始したジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】

17日からSMILE-UP.に社名変更

 ジャニーズ事務所が5日、東京・港区の本社に設置していた看板の撤去作業を開始した。故ジャニー喜多川元社長の性加害問題をめぐり、同事務所が社名変更を決めたことに伴うもので、屋上からゴンドラが吊るされ「Johnny&Associates」の文字が隠れた状態になった。

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 この日は午前中から同事務所前にはファン、報道陣が集まり、午後2時の段階で100人以上になった。大半が道路を挟んだ反対側に立ち、写真を撮影。通行人も立ち止まってスマートフォンを建物へ向けた。また、数人が同事務所玄関前に行くと、警備員が「敷地内には入らないでください」と制する場面もあった。

 ジャニーズ事務所は2日、都内で2回目の記者会見を行った。新社長の東山紀之はあらためてジャニー氏との決別を表明し、今月17日に社名をSMILE-UP.に変更すると発表した。同事務所は1962年の創業から61年にわたり、「ジャニーズ」の看板を掲げてきた。都内の小さなオフィスからスタート。タレント、グループの人気が上がるにつれ、港区に所有する自社ビルの規模は大きくなり、テレビ局などへの発言力、影響力も増していった。

 だが、間もなくジャニー氏の名前にまるわる「ジャニーズ」の名はなくなり、関ジャニ∞、ジャニーズWESTのグループ名、関連企業名も変わっていく。今回の作業開始は、その現実を知らしめる象徴的な場面となった。

次のページへ (2/2) 【写真】ジャニーズ看板の撤去作業に集まった“ファン”
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