ジャニーズ最古参の白波瀬傑氏、副社長辞任後も勤務で被害者の在籍確認 問われる説明責任
ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題で、代表取締役副社長を引責辞任した白波瀬傑氏が、同社の嘱託社員として勤務を続けていることが判明した。4日までに同社の広報担当者が回答した。
立場は嘱託社員、主な業務は広報、メディア対応の引き継ぎ
ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題で、代表取締役副社長を引責辞任した白波瀬傑氏が、同社の嘱託社員として勤務を続けていることが判明した。4日までに同社の広報担当者が回答した。
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主な業務は白波瀬氏が1982年から中心になっていた広報、メディア対応業務の引き継ぎ。並行して、同事務所が設けた被害者救済委員会に被害を申告した人物の「在籍確認作業」に協力しているという。
2日の会見では、9月30日までに同委員会への申告者は478人、補償を求めているのは325人、事務所に在籍していたことが確認されたのは約150人であることが発表された。社長の東山紀之は会見で在籍の確認作業について、「元役員の方にも協力してもらっている」と話していたが、それが白波瀬氏だった。
白波瀬氏は1975年に入社。同事務所では最古参で記憶力にも優れていることから「ジャニーズを最も知る人物」と称されてきた。だが、ジャニー氏の元側近で性加害問題を放置、隠ぺいに協力していた疑いもあり、9月7日の第1回記者会見では報道陣から「なぜ、白波瀬氏はここにいないのか」と問われる場面もあった。その際、東山は「退任したので」と釈明した。一方で、今月2日の第2回会見では終了間際に「白波瀬さんにはやはり、説明責任があると思う」と言った。そして、現在も勤務を続けていることから、白波瀬氏の対応が注目される。