俳優の大沢たかおが23日、都内で行われた10月9日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』（月曜午後9時）の制作発表記者会見に登壇した。

　本作は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。主人公は別々の人生を歩んできた、全く関わりを持たない3人の男女。ドラマで描かれる1日の中でも3人の物語が同時並行で進行していくが、次第に運命の交錯へと導かれていく。

【レストラン編】でクリスマスディナーの準備に追われている頑固な孤高のシェフ・立葵時生を演じる大沢。同パートには、桜井ユキ、井之脇海、今井英二らが出演する。

　シェフ役を演じるにあたって「（料理シーンの）準備したんですけど、まだやらせてもらえていないんです。みなさんの胃袋をつかむパートだと思っているので、その部分で楽しめるんじゃないかな」と期待を込めた。

　また、桜井は大沢が憧れの存在だったと明かし、「小学生のときにドラマを母に勧められて見たときに『なんてすてきなひとなんだろう』って、続編を含めて母と作品すべて追っかけました。なので、共演させていただいてうれしいです」と思いを伝えた。その言葉を受け、大沢はニヤつきを隠せず、司会の伊藤利尋アナウンサーから「大沢さん？」と呼びかけられると「このあと、LINE交換していただいて……」と返事をし、会場の笑いを誘った。

　メガホンを取るのは『HERO』シリーズ（2001年、14年）、映画『マスカレードホテル』シリーズ（19年、21年）などを手がけた鈴木雅之氏。『翔んで埼玉』（19年）で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一氏が書き下ろすオリジナル脚本のもと、日本を代表する実力派俳優とヒットメーカーたちが集結する。