【どうする家康】数正の“出奔”に視聴者「苦渋の決断」「裏切り者って言いたくない」

松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。27日放送の第33回では、家康が小牧長久手で秀吉(ムロツヨシ)に大勝したものの、秀吉が織田信雄(浜野謙太)を抱き込んで和議を迫り、人質も求めてくる展開だった。その上、秀吉が関白に叙せられ、家康は名代として数正(松重豊)を大坂城へ送るが、数正は秀吉の恐ろしさを痛感。数正が家康に決死の進言をする様子が描かれ、その後、出奔した。ネットでは数正の動きに「なんで」「なぞ」という声もあったが、数正の行動を家康を思ってのことと解釈する声が目立った。

石川数正を演じる松重豊【写真:(C)NHK】
石川数正を演じる松重豊【写真:(C)NHK】

松本潤が徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ 第33回の平均世帯視聴率10.1%

 松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)。27日放送の第33回では、家康が小牧長久手で秀吉(ムロツヨシ)に大勝したものの、秀吉が織田信雄(浜野謙太)を抱き込んで和議を迫り、人質も求めてくる展開だった。その上、秀吉が関白に叙せられ、家康は名代として数正(松重豊)を大坂城へ送るが、数正は秀吉の恐ろしさを痛感。数正が家康に決死の進言をする様子が描かれ、その後、出奔した。ネットでは数正の動きに「なんで」「なぞ」という声もあったが、数正の行動を家康を思ってのことと解釈する声が目立った。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 数正は家康に対し、秀吉について「あれは化け物じゃ。殿は化け物にはかないませぬ」と説明。そして「秀吉の臣下に入るべきと存じます」と進言した。家康はできないと拒否し、数正の岡崎城代の任をも解いた。その後、再び2人だけで会った際には、「戦なき世をつくる」という家康の思い聞いた数正は一転して、家康に「殿を天下人にすることこそ我が夢」。さらに「私はどこまでも殿と一緒でござる。羽柴秀吉何するものぞ…我らの殿を天下人にいたしまする」と叫んだ。家康は涙を流して感動しているように見えた。去り際には「殿、決してお忘れあるな。私はどこまでも殿と一緒でござる」と告げていた。だが、その後、数正は出奔。秀吉の前で「関白殿下のため身を捧げまする」と頭を下げた。

 ネットには数正の出奔に「なんで」「なぞ」という声もあったが、「秀吉に殿を殺させないために出奔した」「家康を守るために汚名を被る決断したのか」「家康のために秀吉のところへ行ったという解釈か」「秀吉の配下となることで徳川家を守れると考えたという苦渋の決断だったと思う」「裏切り者って言いたくない」「秀吉には勝てない。ならばせめて自分がクッションに…というのはあったと思う」「数正が自分で泥をかぶり徳川を救う展開だったとは」と、家康を思っての行動と解釈する声であふれた。

 一方、ビデオリサーチの調べによると、27日放送のNHK『どうする家康』(日曜午後8時)の関東地区の平均世帯視聴率は10.1%(個人6.0%)だった。

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