秋元康氏が手がける新規アイドルグループ創造プロジェクト『IDOL3.0 PROJECT』の発表会が9日、関東近郊の合宿所で行われ、グループGが1位を獲得。12人がFinal Stage:2ndに進出した。

　グループGのメンバーはアイチャン（21）、アッチャン（15）、イチ（18）、コマチ（16）、チョコ（16）、ナビ（20）、ニイ（22）、ニコ（19）、ハンナ（14）、マーブル（20）、ユユ（17）、レム（20）の12人。圧倒的な歌唱力と高いパフォーマンスが評価された。

　キャプテンを務めたニイは「まだ実感はなく、信じられない気持ち。発表の瞬間は涙が出ました。個性が強いメンバーでしたが、みんなが本当に協力してくれた」と振り返った。合宿中には、体調不良などから2人のメンバーがグループを離れるアクシデントもあったが、マーブルは「その子たちの分も頑張ろうという団結力、絆があった」と話した。

　合宿は8月5～10日の6日間行われ、候補者114人を8つのグループ（A～H）に分け、ボーカル＆ダンスのレッスンを実施。9日には、8チームがボーカルパフォーマンス（デビュー曲『眼差しSniper』歌唱）とダンスパフォーマンス（オリジナルインストによるダンス）の課題を披露する発表会が開催されていた。

　Final Stage:2ndに進めるのは約35人で、これで“残る椅子”は約23に。最終的な通過者は8月末に発表される予定だ。9日の発表会で1位を逃したメンバーにも、まだまだチャンスが残されている。10月には正式メンバーでグループを結成し、年内にメジャーデビューを予定。メンバーの最終的な人数は9～11人になる見込みだ。

　今回、Final Stage:2ndへの進出を決めたグループGのレムは「今はうれしい気持ちもあるが、恐怖もある。次（の選考）はもっとレベルが高くなるし、悔しい思いをしたメンバーは気合いが入っていると思うので、それに負けないように、（メンバー同士で）高め合っていきたい」と気を引き締めた。

　1位を逃したグループのメンバーらは「この合宿を通して、アイドルになりたいという夢がさらに大きくなった。できる限り、夢を追い続けたい」「あと、自分たちが頑張れることはSNSを使って、どうやって表現できるか」などと話していて、今後も熾烈な争いが続きそうだ。

　同プロジェクトは、従来のアイドル像や活動領域に捉われず、時代の変化やニーズに合わせて“アップデートされる”アイドルグループを目指す。今年4月からオーディションを開始。応募総数約1万人の中からFinal Stageに進んだ114人が今月5日に発表された。公式ホームぺージには、メンバーのSNSが公開され、プロフィール欄には応援したいメンバーへの『awesome!』ボタンが用意されるなど、これまでにないアイドル活動が期待される。

【9日の成果発表会・全8チーム中の上位3グループ】
1位　グループG
メンバー：アイチャン、アッチャン、イチ、コマチ、チョコ、ナビ、ニイ、ニコ、ハンナ、マーブル、ユユ、レム（12人）
※IDOL3.0 PROJECT オーディションFinal Stage:1st通過→Final Stage:2ndに進出決定

2位　グループC
メンバー：ウイ、コッチー、コムギ、サクラ、シキ、チア、ナル、ペロ、ミウ、ミドリ、ライム、リゲル、ロア、ロジン（14人）

同率3位　グループB
メンバー：グーミー、ココア、コロロ、コン、ササ、サマー、スズ、チュウ、ピース、ビビ、ミライ、ミント（12人）

同率3位　グループH
メンバー：キナコ、サエ、セイラ、ホナミ、マリオ、ミク、ミノン、ミル、モモテレ、ユウラ、リンリン（11人）

【Final Stage:1st通過者発表イベント(仮)】
8月26日または27日に予定
※場所未定
このイベント内でFinal Stage:2ndに進出する約35人を発表（上記1位獲得グループ12人を含む）