タレントの東野幸治（レフト東野）と藤井隆（ライト藤井）がMCを務めるTBS系お笑い番組『あらびき団　みんなで笑おう！　真夏の2週連続30分SP』が7月20日と27日深夜24時28分から2週にわたって放送される。収録後、2人が報道陣のインタビューに応じた。

“あら削り”な一芸を持ったパフォーマーを紹介するネタ番組。粗い芸を見せるというコンセプトゆえに、出演芸人もブレイク前、もしくはこの番組をきっかけにブレイクした若手が多い。

　2007年から11年にレギュラー放送、その後も特番としてたびたび放送され、ハリウッドザコシショウ、風船太郎、世界のナベアツ、AMEMIYA、はるな愛ら多くの“あらびき”スターが誕生した。

　30分間の放送はレギュラー放送が終了した11年以来、12年ぶりとなる。収録を終えた東野は「深夜のレギュラー放送から始まって16年、久しぶりの放送が深夜30分の2週連続って聞いて……これまでTBSのお笑いバラエティーに貢献してきたと思っていましたけど、そうじゃなかったんだなって思いましたね」と冗談を交えながらトークした。

　放送時間について「せめて1時間放送にしてくれや！　って思ったけど、収録を終えて、深夜時代の『あらびき団』らしさが詰まっていて、すごく楽しかったですね。もう本当に笑いすぎました!!」と手応えを感じている。

　見どころは「往年のあらびきスターから、新しいパフォーマーまで登場して、『あらびき団』ならではのパフォーマンスを披露しているので大いに笑って何度でも楽しんでほしいです！　売れていきそうな人もいらっしゃいました。コントのクオリティーも高い方もいらっしゃるし、好きあらば、キングオブコント決勝メンバーとかに残っていただけたらうれしいなと思います」とエールを送った。

　今後、番組としての野望については「いろいろありますよ。紅白の裏でやるとかね。あらびき団でパフォーマンスしたい人とか出るのが目標だった人のためには、あらびき団っていうフォーマットは残しておきたいかなと思う。腹抱えてちぎれるほど笑ったみたいな瞬間に出会えるのもあらびき団ですし、ストイックな賞レースもたくさんありますけど、そうじゃないところで、ゲラゲラ笑うっていうのも、笑いの1つだなと思う」と話した。

　一方、藤井も収録を終え「本当に楽しかったです！」と満面の笑みを見せた。「第1夜と第2夜でパフォーマンスの味付けが全然違って……特に第2夜がコクが強くて驚きました」と振り返っていた。