俳優の寺西優真が29日、都内で行われたBSフジの連続ドラマ『アイドルだった俺が、配達員になった。』（7月2日深夜24時30分）の放送直前記者会見およびレッドカーペットイベントに出席した。特撮ドラマ『仮面ライダーアギト』（テレビ朝日系、2001年）で主人公・津上翔一を演じた賀集利樹、スーパー戦隊シリーズ『超力戦隊オーレンジャー』（同、1995年）でオーピンク（丸尾桃）を演じたさとう珠緒への憧れを語った。

　今回、主演する寺西は賀集を見て「撮影のとき、喋りたかったんですけど、なかなか大御所の方なので喋れなくて（笑）。今日ちょっと言おうと思ったんですよ。僕は幼いとき、仮面ライダー、世代なんですよ。『アギト』（2001年）とか」と憧れを隠さず。

　続けて、さとうに「珠緒さんもピンクですよね、『オーレンジャー』の。すごい世代で、妹がすごい好きだったんですよ。学校行って、帰ったあとも必ず『アギト』と『オーレンジャー』を見て。カセットテープの時代だったんですが、何回巻き戻したか。それくらい見させていただきました」と笑顔を見せた。

　今作では、全8話を5日間で撮影するタイトなスケジュールを敢行。賀集が「いや?、とにかく早かったですね。ご飯食べる時間がなかった。たぶん2、3分でお弁当を食べた。現場やってる人たち皆さん、とにかくご飯食べるのが早い。スタッフの方から皆さん。ここで活きたかという感じがした。楽しい現場でした」と言えば、さとうも「壮絶な現場でした。時間がないのに、本番になると飛行機の音が必ずやって来た（笑）。『飛行機ばかやろー！』と思いながらやらせていただきました。本番なのかテストなのか分からないままやって、終わった感じでした」と話した。

　イベントにはSIZUKU、高橋健介、梅山恋和、小松みゆ、賀集利樹、GOD、長谷直美、松本和志、太田みづき、早河ルカ、西川俊介、麻生優作、鳳翔大、羽柴なつみ、JuRiA、佐藤文哉、関根優那も出席した。

　本作は、ツイッターで連載中の同名漫画が原作。アイドルグループ「ブートニア」のボーカル・神田涼（寺西）は、コロナ禍で仕事が激減。生活費や病気の母・真紀子（さとう）の医療費を稼ぐべく、ムーバー配達員として働き始める。配達先のお店で働くアルバイト・渡辺未来（梅山）に正体がバレてSNSに写真をアップされてしまう……、というストーリーが展開される。