俳優の山本千尋が主演を務めるTBS系連続ドラマ『埼玉のホスト』（7月25日スタート、火曜深夜25時）の新キャストとメインビジュアルが発表された。

『埼玉のホスト』は“何もかも中途半端な埼玉のホストたち”と“ある秘密を持つ歌舞伎町トップホスト”、そして“男だけでなく人間全般を信用しない女”が、目標のために時にぶつかりあい、時に励まし合い、絆を深め合う、新しい「埼玉ブーム」をドラマから送るラブストーリー＆青春コメディーとなっている。

　今回発表されたのは山本演じる超優秀なコンサルタント・荒牧ゆりかが経営を立て直すべく奮闘する、埼玉のホストクラブ「エーイチ」のホストたち。

「エーイチ」のオーナー・浦西コバトを演じるのは2004年の俳優デビュー以来、ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍中の木村了。フレンドリーな性格だが「エーイチ」のホストたちになめられてしまう一面もあり、前オーナーのエーイチからお店を引き継ぐも業績が芳しくなく歌舞伎町のホストクラブに買収される危機に陥ってしまう。今回のホスト役のメンバーの中では一番の役者キャリアを持つその実力を生かしての演技に注目が集まる。

　本作がTBS連続ドラマ初出演となる若手俳優、中沢元紀が演じるのは群馬・前橋育ちの元歌舞伎町ホスト・高崎セン。「エーイチ」唯一の常識人で優しい性格の持ち主。歌舞伎町時代には先輩ホストに暴力を振るわれたことがある。

　俳優活動のほか、歌手やダンサーなど多岐にわたり活躍する田中洸希の出演も決定。「エーイチ」のビジュアル担当で末っ子キャラながらプライドが高い一面もある行田マモルを演じる。こちらもTBS連続ドラマ初出演となる田中が歌舞伎町に対して劣等感を抱いているマモルを演じる。

　埼玉の大学に通う学生兼ホスト・枚方祥太郎を演じるのは『仮面ライダーリバイス』（21～22年）に出演し、俳優業と同時にモデルとしても活躍、本作がTBS連続ドラマ初出演となる濱尾ノリタカ。趣味は筋トレの枚方は純粋無垢（むく）ゆえに空気が読めない性格。関西弁を使うとモテると思っており、不慣れな関西弁を使っている。

　劇場を中心に活躍する演技派ピン芸人・守谷日和は「エーイチ」のメイク担当兼ボーイである吉見大鉄役に決定。「エーイチ」のホストたちのお母さん的な存在である吉見を今年1月期放送のTBS系金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』にも出演するなど俳優としても活躍中の守谷が熱演する。

　歌舞伎町No.1ホスト・赤坂ゲンジが所属する「ラブ2000」で働くお坊ちゃんホスト・成城マコト役には俳優業の傍ら、モデルとしても活躍中の中山咲月。18年放送の火曜ドラマ『中学聖日記』で俳優デビューかつ連続ドラマ初出演した中山が暇つぶしにホストを始めた怖いもの知らずな性格の成城を演じる。

　以下、出演者のコメント。

○木村了
「コバト役を演らせていただきます木村了です。憎めないアホなホストたちの全力投球、一人ひとり違う個性をお楽しみください。コメディですが、所々にグッとくるポイントが散りばめられています。『久しぶりに（初めて）こんなドラマを観た！』と思っていただけるようにスタッフ出演者が一丸となって創り上げています。現場でも笑いすぎてリテイクになることもチラホラ。夏にピッタリの素敵なハートフルコメディを是非ご覧ください！」

○中沢元紀
「初めてのホスト役でさらに“埼玉のホスト”と聞いて、最初は驚きと不安な気持ちがありましたが、撮影を重ねるごとに不安は消えて現場に行くのが楽しみになっています。『埼玉のホスト』には個性豊かで憎めないキャラクターばかり登場します。僕の演じる高崎センは、感情に素直で仲間思いなので、様々な出来事に揺れ動くセンにも注目して観ていただけたらうれしいです！明日も頑張ろうと思える作品になっていますので、楽しみに待っていただけたらと思います！」

○田中洸希
「『埼玉のホスト』のお話をいただいたときに、マモルというキャラクターがビックリするぐらい自分にそっくりだなぁと思いました（笑）。良い意味で深く考えすぎず、普段の自分を活かしつつ個性が消えないようお芝居ができればと思っています。沢山の先輩方から色々なことを学びながらマモルと一緒に成長したいです。個性満載なダメダメホストたちと、それを鬼のようにコンサルタントするゆりかさんの、笑いあり感動ありの物語をお楽しみください。」

○濱尾ノリタカ
「祥太郎はおバカだけどとっても真っ直ぐで、エーイチのみんなのことが大好きな少年です。少なくとも物語が始まる頃の彼は、青年ではなくまだ少年なのかなと。エーイチのみんなと共に祥太郎が成長していくように、僕もこの作品を通じてスタッフの皆様やキャストの皆様と共に成長できている実感があります。心が熱くなって、笑って楽しくもなれる、そんな素敵な作品。僕にとって運命的であると思える程にとても大好きな作品です。皆様に楽しんでいただけますように！」

○守谷日和
「吉見大鉄役で出演させていただきます。びっくりです！　これははっきり言って大抜擢です（笑）。可愛らしい若人が成長していくこのドラマ。出演者も実際に年齢が若い子たちばかりで、僕が1番の年上です。ドラマ経験は少なく緊張しっぱなしですが、若者たちや強力なスタッフさんたちが励ましてくれて、盛り上げていただき助けられています。コメディなので笑って楽しんで、楽しんで笑って、笑って楽しんだ後に楽しんで笑ってくれたら最高です！！」

○中山咲月
「このたび、成城マコト役を演じさせていただきます、中山咲月です。埼玉のホストとは打って変わって、よりリアルな歌舞伎町のホストとしてマコトを演じています。物語の中で埼玉のホストたちとどのように関わっていくのか、注目して見ていただけるとうれしいです」