俳優の永山絢斗（けんと）容疑者が16日未明、東京・目黒区の自宅で大麻取締法違反（所持）の容疑で警視庁に逮捕された。人気俳優逮捕の一報に驚きの声が上がる一方で、4月に出演した占い番組では「選ぶ女の人によっては、逮捕される」と忠告されており、ツイッターには「的中してしまったね」など失望する声も広がった。

　永山容疑者は公開中の映画『東京リベンジャーズ2　血のハロウィン編―運命―』（英勉監督）の宣伝のため、4月17日に放送された占い番組『突然ですが占ってもいいですか？』（フジテレビ系、月曜午後11時）に出演。占い師の星ひとみに「コミュニケーションが苦手。でも本当はモテたいと思っている」など表に見せない感情を指摘され、「2023年は決断の年」と力強いアドバイスも。思いを実現していく中での懸念材料について星から「私が心配なのが、1番が女運。女によって運命が変わる。選ぶ女の人によっては逮捕される」と告げられていた。星の厳しい言葉を聞いていた永山は「逮捕」の言葉に苦笑い。星から「選ぶ女の人によっては裁判の星が入っている。危険。来年（2024年）出会う女の子もダメ。紹介される女の子もダメ」と言われ、肩を落としていた。

　永山容疑者逮捕の報にSNSでは「永山絢斗は『失敗するわけにはいかない』と言っていたのに女の人を選ぶのに間違ったから占い通り逮捕されてしまった」、「占いだから当たる時も外れる時もあるとは思います。けれど、ここまで踏み込んだアドバイスをされても、踏みとどまれなかったとは残念です」と失意の声も。12日に東京都内で行われた映画『東京リベンジャーズ2　血のハロウィン編―決戦―』（同）のイベントでぼんやりしていた姿を見ていた人からは「先日の舞台挨拶でもボーっとしていた永山さん…。これの理由は？？？」と薬物の影響を疑う声も上がっていた。

　永山容疑者は和久井健の漫画『東京卍リベンジャーズ』を実写化した同名映画の続編で、主要キャラクターの場地圭介役で出演。場地のトレードマークである八重歯を再現するために作ったマウスピースを、撮影前から装着して役作りに励んでいた。SNSには「実写苦手だけど、場地さん最推しで見てみようと決心ついた矢先これか…。作品に勿論罪は無いけどなんていうか…ショック」、「東京リベンジャーズ2公開中止になったら損害半端ないよ」。このほか同映画に主演する俳優の北村匠海に向けて「『とんかつDJアゲ太郎』（20年、二宮健監督）では、公開前に伊勢谷友介（大麻所持）、伊藤健太郎（ひき逃げ）が逮捕され、今回は後編が今月末に公開される『東京リベンジャーズ2』をまさに今宣伝しないといけない状況でのこの事件。あまりにもツイてない」と同情する声もあった。

　所属事務所・パパドゥ（東京・渋谷）の担当者は「私たちもニュースで逮捕を知った状況」と驚いている様子。「本人の様子は分かっていません。映画の公開などを控えているので、対応していきたい」と話していた。