俳優・上野樹里の夫でロックバンドTRICERATOPSのボーカル･ギターを担当している和田唱が10月から上演されるミュージカル『のだめカンタービレ』へ楽曲提供することが発表された。なお和田のミュージカルへの楽曲は今回が初めて。今作が夫婦共作となる。

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　漫画家・二ノ宮知子さんのコミックが原作で、全13巻の新装版単行本ほかシリーズ累計発行部数は3900万部を超える爆発的ヒットを記録。2006年にフジテレビでドラマ化されると世間に一大クラシック音楽ブームを巻き起こした。

　3月に主人公・のだめ役はドラマと同じく上野、千秋真一役は三浦宏規が演じることが発表されていた。このたび、ヴァイオリン専攻でのだめと千秋の親友となる峰龍太郎役にる有澤樟太郎、千秋の音大でのオーケストラ作りへ協力する三木清良役に仙名彩世、打楽器奏者で千秋を慕う奥山真澄役を内藤大希、のだめを指導するピアノ科熱血教授の江藤耕造をなだぎ武が務めることもあわせて発表された。

　和田は「『いつかミュージカルの劇中歌を作曲してみたい……』思えばずっと前からそんな夢を抱いていました。そしてそれをかなえる機会が思わぬところから飛び出してきました。この巡り合わせに感謝しつつ、僕のミュージカルというエンターテインメントへの愛情をありったけ注いで作曲したいと思います」と意気込みをコメント。

　なだぎも「今回の情報を目にした時『のだめがミュージカル!?』と驚きました。『しかものだめ役樹里ちゃんがそのままやるんや!?　おもしろい！』と、何だったら観劇する気満々でもありました。そんな中オファーのお話が。のだめに関わらせていただくのは映画の『最終楽章』以来。またのだめの世界に帰ってこれて感無量です。舞台ではどんなのだめワールドになるのか、今から楽しみです」とやる気を見せた。

　ミュージカルは、10月3日から10月29日まで東京・シアタークリエ、11月3日から11月4日まで長野県・サントミューゼで上演予定。