「大切な恋人に、家族に。プレゼントをして思いを伝えたい！」と考えるのは動物も同じよう。SNSでは飼っているオスのミミズクから贈り物を受け取る飼い主の動画が注目された。16万6000件ものいいねを集めた投稿について、げんさんとガルー（@Gen3Act03）さんに聞いた。

　話題になった動画に映っているのは、ベンガルワシミミズクの「ガルー」くん。約16秒の動画には、ガラス窓の向こう側で「ホー」と鳴き、飼い主を呼んだガルーくんが、窓が開いた後、飼い主に歩み寄ってくわえた羽を差し出す様子などが収められている。飼い主が「ありがとう」と受け取ると、うれしそうに「ホー、ホッホッホ」と喉を鳴らして反応。くちばしをなでられると満足そうに去っていった。

　動画を見た人からは「確か羽根を贈るのは、好きな相手に対してする行為ではなかったでしょうか？」などの反応が。求愛行為と知った人や、アプローチ術を知っている人たちから「プロポーズしてクールに去っていった」「渡した後のガルーさんが、なんとなく照れながら足早に入っていく姿がかわいいです」、「ホッホッホッホッホ♪って言いながら上機嫌で立ち去るのかわいすぎ」などのコメントが集まっていた。

　飼い主のげんさんによると、ガルーくんは現在7歳。2～3年ほど前から、羽をプレゼントしてくれるようになった。

「羽のほかにも、ご飯として与えた肉を、こちらに渡してきます。受け取ると満足して走り去っていきます」など、飼い主さんにあふれる思いを表現し続けているそう。「飼い主には甘えますが、ほかの人には攻撃的な一面を見せることもあります」と飼い主さんに一途なようだ。

　ガルーくんの愛らしいプロポーズは、約1915万件も閲覧される注目ぶり。海外からも「So Cute」などの賛辞が届いた。げんさんは「羽を渡すことは鳥類の求愛行動なのですが、思ったよりも多くの人がそのことを知っていると思いました」と驚いている。

　ミミズクとの暮らしについてげんさんは「普段は穏やかな子が多いですが、お腹が空いたり知らない人を見たりすると攻撃的になることがあるので注意が必要です。野生動物としての本能を持った動物のお世話は大変なこともありますが、それ以上にお世話のしがいもあるので楽しいです」と教えてくれた。