舞台『千と千尋の神隠し』再演決定 橋本環奈&上白石萌音のWキャストが続投

俳優の橋本環奈と上白石萌音が主演を務める舞台『千と千尋の神隠し』の再演が決まり、主演2人の続投が28日に発表された。併せて、初演の2022年公演のBlu-rayの発売が決定した。

2023年-2024年 舞台『千と千尋の神隠し』公演ポスター
2023年-2024年 舞台『千と千尋の神隠し』公演ポスター

2022年初演公演のBlu-ray発売へ

 俳優の橋本環奈と上白石萌音が主演を務める舞台『千と千尋の神隠し』の再演が決まり、主演2人の続投が28日に発表された。併せて、初演の2022年公演のBlu-rayの発売が決定した。

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 宮崎駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』は、01年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、03年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。日本での公開から18年がたった19年には中国で初めて公開され大きな話題となるなど、その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。

 22年3月、東宝の製作、スタジオジブリの協力のもと、『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、『ナイツ・テイル-騎士物語-』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードの翻案・演出により、舞台『千と千尋の神隠し』の世界初演が東京・帝国劇場にて開幕した。

 本作は少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まるこの物語。人間の世界に戻るためにさまざまな出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころだ。

 初舞台・初主演となった橋本と、ドラマや舞台に加え声優や歌手としても活躍の場を広げ、同役で読売演劇大賞最優秀女優賞を最年少で受賞した上白石がダブルキャストで千尋を演じ、話題を集めた。

 東宝創立90周年の22年、2月28日のプレビュー公演で幕を開けた世界初演は、日本の5大都市劇場(東京・帝国劇場/大阪・梅田芸術劇場メインホール/福岡・博多座/北海道・札幌文化芸術劇場hitaru/名古屋・御園座)で計102回のロングラン公演を達成。コロナが猛威を振るう逆風の中、公演中止を乗り越え、カンパニー一丸となり走り抜けた。

 このたび再演が決定し、23年8月名古屋御園座および、24年3月東京帝国劇場での公演が予定されている。橋本、上白石は千尋役として続投する。

 さらに、初演の2022年公演のBlu-rayの発売も決定。橋本、上白石それぞれが千尋を演じた2バージョンを7月29日にリリース。シリアルナンバー入り初回数量限定版には計4時間超の特典映像を含み、あますことなく舞台『千と千尋の神隠し』初演の軌跡が収録されている。

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